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みなさんは、オペラに興味がありますか?
私は、特にオペラファンというわけではないのですが、時間があればフランスのウェブラジオで聴いています。
そこで、ちょっと気になったことがあるので、みなさんのご意見も伺いたいので、フランス語と歌について書いてみたいと思います。

フランス人とオペラ
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フランスはフランスオペラと呼ばれる自国の独自のオペラ文化があるにもかかわらず、あまり有名なオペラ歌手を輩出していないことは、実はあまり知られていないかもしれません。

世界的に活躍できるようになるには、ナタリー・デュセのようにドイツ語も堪能でないとやはり難しいようです。

あくまでも個人的な見解ですが、実力や語学力があっても、声量が少なく華やかさにかけ、舞台映えがしない歌手が多いような気がするのです。

こういうと語弊があるのですが、決してフランス人の歌唱能力が低いわけではありません。そして、フランスの音楽教育に問題があるわけでもありません。

そして、とても好きな歌手たちもいます。オペラというとかなり狭い範囲なのですが、ここではオペラを含めた歌唱活動をしている歌手のことを指します。

フランス語のせい?
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素人の私が差し出がましくもこんなことを書くのは、先日かなり驚くことを目にした、というか耳にしたからなのです。

フランス語とドイツ語で同じメロディーの歌を何曲か聴くうち、かならずフランス語で音量が下がることに気づいたのです。
同じ人たちが同じメロディーを歌うので、何度も同じメロディーを繰り返すのですが、フランス語に切り替わると、かならずボリュームダウン。
最初は歌詞を覚えていないのかとも思ったのですが、サビの部分でも同じ。

つまり、ドイツ語と同じ声量ではフランス語で歌えないということです。

もちろん、プロの方はそういったことも含めて歌われるのでしょうが・・・。

日本でオペラと言えばやはりイタリアオペラかドイツオペラが有名ですよね。フランスオペラがフランスからあまり発展しなかったのは、言葉の問題だけでなく、そんな理由もあるのかな、なんて考えました。やっぱり華があるほうが、舞台映えしますもんね。

考えてみると、ロベルト・アラニアもイタリア系フランス人ですよね。以前コンサートを聴きに行った某フランス人歌手も、イタリア系で、母音が明るいのがよくも悪くも気になりました。太陽の国の歌を歌うにはぴったりでしたけど。

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フランス語の声量と言えば、ちょっと余談ですが、カナダのケベック州で使われているフランス語はとても母音が開いています。おまけに、女性もみんな声が低め。
反対に、母音の緊張度の高いフランス語の標準フランス語は、とても高い音域を使って話します。女性だとカワイイ印象です。男性も声は高めで、自己主張するときは更に高い音域に。高低のバリエーションが大きいことも特徴です。

フランス語を知らない人には、「興奮している」と取られかねないほどです。とあるフランス人男性は、ドイツの警官にスピード違反で捕まった際、「普通に」抗議しただけでしたが、「興奮状態で警官に食って掛かった」と取られ、連行されてしまいました。

う~ん、言葉って思っている以上に複雑なんですね。

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