ヨーロッパで暮らす

ヨーロッパで暮らしているmimiが、フランスとドイツを中心に、ヨーロッパでの生活、年中行事やニュースなどをお届けします。

ヨーロッパをもっと知りたい方に。

今までとちがう、ヨーロッパ式ライフスタイル提案。

ニュース

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パリのノートルダム寺院が火災にあい、シンボルだった尖塔と屋根が焼け落ちてしまったというニュースをいたたまれない思いで見ました。
みなさんもさぞ驚かれたことでしょう。

私にとっては、あまりに身近な存在であったノートルダム寺院がこのような姿になってしまったことは、実家が火事にあってしまったぐらいショッキングな出来事でした。

パリに引っ越したばかりでハードな日々を送っていた私に、憩いの場を与えてくれたのは、正にこの場所。30分もないわずかな休憩時間に、気分転換にノートルダムの横や裏手の公園で、灰色に垂れこめた雲の下、味気ないサンドイッチを食べながら、いつもエネルギーをもらっていました。


荘厳で華やかな正面玄関と違い、観光客も少ない反対側は、ほとんど地元の人しか来ない場所で、同じように一人でさっさとお昼ご飯を食べる人たちと共に、しばしの休憩をとった場所。
それがもうないということは、自分の戻る場所がなくなってしまったような・・・。

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なんだか自分の一部がなくなってしまったような、そんな気持ちです。

人ではないので、本当はおかしいのですが、「ご冥福をお祈りいたします」という言葉がしっくりくるのです。
思い出を心にとどめて、静かにノートルダム寺院に思いをはせたいと思います。

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今週に入って、ヨーロッパは連日雪に見舞われています。

子供達にとっては嬉しい雪も、ドライバーたちにとっては、道路の凍結によって、更なる渋滞や事故に巻き込まれ、ストレスの種でしかありません。

今日は、人々の生活に欠かせないガソリンから、今のヨーロッパの状況を俯瞰してみたいと思います。

ヨーロッパのガソリンは高い?
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みなさんは、ヨーロッパで給油したことがありますか?

今では日本でも一般的になったセルフ給油が、ヨーロッパでは昔から一般的ですよね。

ところが、日本だと、セルフのところは少し価格が安くなったりするのですが、ヨーロッパではすでにセルフなため、表示料金を支払うしかありません。日本でありがちな、特別会員価格や、粗品のプレゼントも当然ありません。

最近は、一時と比べ、少し下がってきました。2019年1月23日時点の、無鉛ガソリンの1リットルあたりの平均価格は次の通りです。

イタリア:1.54
フランス:1.46
ドイツ :1.39
ベルギー:1.38
スペイン:1.26  (単位ユーロ)

こう見ると、なんだか日本の価格がそのまま、桁数だけ変えたように思えますよね。そんなに高くないように思えます。

ところが、現在の為替レートでみると、1ユーロ約125円になっています。

ということは、ざっと計算しても、円換算だと、

イタリア:193
フランス:183
ドイツ :174
ベルギー:173
スペイン:158  (単位円)

となるわけです。

あれ、ずいぶん、高いな~、と印象が変わりますよね。

ついでに、各国の平均給与も調べてみました。

イタリア:1421.69
フランス:1910.53
ドイツ :2209.42
ベルギー:1908.48
スペイン:1264.57   (単位ユーロ)

ちなみに、日本の平均給与は288,277円で、1ユーロ=125円計算で、2306.21ユーロ相当です。

どれだけヨーロッパの人たちにとって、ガソリンの出費が大きいかわかりますね。しかも、これはあくまでも平均値なので、値段は場所によって変わります。
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国境地域の人々は、少しでも安いガソリンを入れるために、隣国まで給油に行きます。往復のガソリンを使っても、メリットがあるほど、価格差は大きいのです。


黄色いベスト運動
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2018年秋、フランスで始まった、燃料税の値上げに反対する運動、いわゆる「黄色いベスト運動(Mouvement des Gilets jaunes)」は、日本でもしばらくはメディアを賑わせました。最近では、あまり取り上げられていないようですが、実はまだ沈静化には程遠い状況です。

しかも、隣国にも飛び火する状況は、いかに現状に不満を抱えている人たちが多いかを物語っています。

ヨーロッパに来ればわかると思うのですが、日本と比べて、電気自動車やハイブリッド車はほとんど見かけません。

「ガソリンや軽油を買うお金がないなら、電気自動車やハイブリッド車を買えばいい。」という発言は、「パンがないなら、お菓子を買えばいい。」と言ったマリー・アントワネットの言葉を彷彿とさせます。

人々の怒りが爆発するのも無理はありません。

それをきっかけに、次々と日常に関する不満が爆発し、平和的な抗議デモから始まった運動は、だんだんと過激さを増し、それに便乗する過激派たちにも利用され、ついに負傷者や死者まで出してしまう悲しい状況となってしまったわけです。

日本と違い、公共交通機関網が、それほど発達していない地域の多いヨーロッパでは、車は通勤の大切な足です。カーシェアリングも、日本以上に発達しています。

環境問題に関して言えば、意識が高いのは、ヨーロッパかもしれませんが、一人一人の使うガソリンで比較すると、代替自動車の少ないヨーロッパと比べ、日本にエコの軍配が上がるのでしょうか。

高い失業率、物価水準の上昇に追いつかない給料。

どうしようもない怒りの火に、油を注いでしまったマクロン政権。
燃料税の値上げは見直したものの、支持率は下がり通しで、もう、退陣しか残された道はないようにも思えますが、果たして、彼が退いた後に、フランス人に笑顔をもたらすことのできる政治家はいるのでしょうか。

暴力のない、平和的終結を望みます。


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