ヨーロッパで暮らす

ヨーロッパで暮らしているmimiが、フランスとドイツを中心に、ヨーロッパでの生活、年中行事やニュースなどをお届けします。

ヨーロッパをもっと知りたい方に。

今までとちがう、ヨーロッパ式ライフスタイル提案。

ライフスタイル

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フランス人と話していていつも気になるのは、身内のことを褒めること。どうすれば、そんなに厭味なくさらりと褒められるのかと、いつも感心させられます。
今日は、そんな褒め言葉と謙遜の上手なフランス人たちについて綴ろうと思います。

フランス人と謙遜
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謙遜は日本の文化と思いがちかもしれませんが、実はフランス人も謙遜します。ヨーロッパ中の人を調べたわけではありませんが、ドイツ人などと比べると、フランス人は謙遜する人が多いのです。
自己主張の国のフランスで、ちょっと意外かもしれませんが、イギリスと同じぐらい謙遜の文化がある国がフランスだという気がします。自己主張の必要なヨーロッパの国々でも、やはりお国柄があるようです。

フランス人は褒め言葉に対し、「ありがとう」と言うこともあれば、「とんでもない」「いやそれほどでも」「ええ、少しですけど」などと、いう謙遜の表現は、実はフランス人もよく使うのです。意外ですか?
もちろん、思い切り自慢する人もいることはいるのですが、陰で失笑されていることも。能ある鷹は爪を隠すなのか、控えめにしている人のほうが、実は能力が高いことの多い印象です。


それって謙遜?自慢?
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一方で、ちょっと日本人に理解できないような褒め言葉を耳にすることも。
「うちの子は私に似て、勉強家で」と言われたときは、一瞬「それって自画自賛?」と思いましたが、言われた子供は嬉しそうにしているので、子供の自己肯定感につながる褒め言葉なのだな~、と感心しました。
まあ、「私に似て」はなくてもよかったんでしょうけど(笑)。

また大人でも、「彼女はすごい英語ができるんだ!」と言われていたのに、それなりだったということも・・・。

「うちの子は、勉強が得意だから」、「運動神経がいいの」なんて日本で言ったら、親ばかだと思われそうで、つい「うちの子は全然ダメで」なんて言ってしまいそうですが、それでは子供は傷つきます。私は、つい日本式(しかも昔風)に身内を卑下してしまうので、反省しきりです。

褒め言葉は魔法の言葉
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人間誰しも褒められて悪い気はしません。フランスで暮らしていると、褒められることが自己肯定感につながり、心地よく感じるのです。そして、いつの間にか、パワーが湧いてくるのです。

日本人の自己肯定感の低さは、先進国では最低ランク。それも、謙遜の文化から来ているのかもしれません。

褒め言葉は、魔法の言葉です。おだてるのとはちょっと違うんだけど、不思議とやる気が出てくる。
最近の子育ては、日本でも「褒めて伸ばそう!」となっているようですが、仕事でも同じです。

けなし合いのできる間柄は、親しい証拠かもしれませんが、褒め合って育てる関係も素敵ですよね。

フランス人のように上手に褒めて褒められて、謙遜しつつも自己PRができるって、いいと思いませんか?
まだまだ、と思うのでなく、こんなにできた!と喜べるのか。グラスに半分しか水が残っていないのか、まだ半分残っているのか。
気持ちの持ちようで、こんなにものの見方が変わるんです。

なんだか、自己啓発セミナーみたいになってしまいました。


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ヨーロッパでは、ほとんどの国で、9月から新学期が始まります。
今日は、そんな中で8月下旬から新学期の始まるドイツでのちょっと変わった小学校の入学式について綴ります。

ヨーロッパでは入学式がない?
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ヨーロッパ、といっても学校や地域にもよるのかもしれませんが、基本的に日本のような「入学式」はありません。夏休みが明けて新学期になると同時に、ヨーロッパでは校長先生のちょっとしたお話と、オリエンテーションがあれば、もう立派に「始業式」「入学式」なので、日本のような厳かなセレモニーはありません。
日本から来て、知らずに親子で正装でお洒落をしていった方は、気恥ずかしい思いをするようです。
特に指示されていない限り、普通の格好で、みんな気取らないスタイルです。
これは、始業式や終業式も同じで、卒業式などというのも、ずいぶんあっさりしたものです。
日本人の私としては、なんだか物足りないのですが、子供達はそれが当たり前なので、別になんとも思わないようです。

ドイツの卒園式
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さて、ドイツの小学校の入学式の話をする前には、卒園式を語らねばなりません。というのも、卒園前に、ドイツでは直訳すると「学校袋」となる「Schultüteシュールチュートゥ)」と呼ばれる、円錐型の厚紙で作られた入れ物を用意するのです。
大きさはかなり大きく、自分の背丈の半分ほどの作品を持って歩く子供たちは、ちょっと大きな卒園証書でも持っているような雰囲気です。
私の知る限りでは、保育園や幼稚園で自分たちで作って、色を塗ったり、切り紙で立体的に人物などを張り付けたりしてデコレーションをし、思い思いのシュールチュートゥを作ります。幼稚園や保育園によっては、親と一緒に作ります。
私は、卒園時になにかプレゼントが渡されるのかな?と思っていたのですが、卒園式の日は、まだそれを使うわけではありません。

ドイツの入学式
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さて、小学校の入学式の日には、親があらかじめ中に学校で必要な筆記用具などの文房具やお菓子などを入れたものを準備して、持って行きます。日本で言う幼稚園から「授業」があるフランスと違い、ドイツの学校では、この小学校の入学が初めての「学校」生活の始まりなので、特別な意味があるようです。
フランスとは違ってちょっとおしゃれをしている人もいるのが驚きでしたが、我が子は現地校ではないため、色々な国の出身の子たちが来ているので、一般的なドイツの学校とは違うのかもしれません。

うちの子の学校では、子供達が校歌を歌い、新入学生が一人ずつ拍手で迎えられると、緊張した面持ちで、通い慣れた幼稚舎から学校の棟へと進みます。
続く始業式を後に、新1年生は教室へと向かうゆるさには驚きますが、シュールチュートゥを持った子供たちを見て小学校へと入っていく子供たちを見て、肩の荷が下りた親たちの顔にも安ど感が漂います。

いずれにせよ、シンプルな入学式で、子供達は学校の雰囲気に圧倒されるのもつかの間、すぐに学校での日々が始まるのです。

夏休み明けでみんな真っ黒に日焼けした子供たちは、これからやってくる暗くて長い冬に向けて、新しい環境で逞しく成長していきます。

親にとっても、新学期。今年度も、がんばらなくっちゃ。

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毎日安心して暮らすことができるためには、街づくりがきちんとしていて、安全に配慮されていることはとても重要です。ヨーロッパで暮らしていると、日本と比べ安全に配慮されていることが多いと感じます。
今日は、そんなヨーロッパの交通安全事情について綴ってみます。

車と歩行者
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近頃日本では、歩行者が犠牲になる自動車事故が後を絶ちません。 ヨーロッパでは、テロでもない限りそういった事故はまずないのですが、一つには都市部の中心は車両の乗り入れが禁止されている区域が多かったり、道路脇にはだいたい歩道がついていて、住宅地では車のスピードを落とさせる様々な手段が使われていることもあるのではないでしょうか。
また、都市部では日本のように、ギリギリを車が通っていくような地域はまずありません。 現在私が住んでいる町も、結構車社会な土地柄ですが、住宅地にも関わらず家の前からすぐに歩道がついています。 日本の細い曲がりくねった、しかも電信柱や看板がでているような道路を、車と人と自転車がそれぞれにすり抜けて通るカオスな道は、いっそのこと車は通行禁止にしてしまってもいいのでは、と思ってしまいます。

自転車と車
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以前日本で、車道で信号待ちをしている自転車がいて、手信号を出して右折していくのを見て、思わず「ヨーロッパみたい」と呟くと、実は欧米人だった、ということがありました。 ヨーロッパでは、自転車専用レーンがない場合、そのようにして走る必要があるのですが、日本のドライバーの方にとっては少し不慣れなため、危険を伴うのでは?と個人的には思いました。 逆に、例えばガソリンスタンドに入る際は、ヨーロッパでは歩道と自転車レーンの二つを横切っていく必要があるので、注意が必要になります。

歩行者と自転車
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ヨーロッパでは、自転車は車道もしくは自転車専用道路・専用レーンを走る必要があります。 日本では、歩道を歩いていて後ろから来た自転車にぶつかられそうになったことが何度もありますが、ヨーロッパでは歩道を走るのは禁止なので、そういった怖さはありません。ただ、かなりスピードを出す自転車が多く、公園内などでは歩行者と同じ場所を走っているので、場所によっては注意が必要です。 近年、自転車との衝突事故で、死亡に至るケースがあるというニュースを見るたびに、どうして日本には自転車教習の義務がないのかと疑問に思います。

ヨーロッパでは、幼稚園児や小学生が警官の指導のもと、道路の渡り方の練習をしたり、自転車教習に出かけたりするので、小さい時から交通ルールが身につきますし、またルールを守ろうという気持ちにもなりやすいような気がします。

ヨーロッパと言っても、国によってまったく違いますし、同じ国でも地方色があるので、一括りにはできませんが、歩行者として、特に子連れでは、日本のほうが怖いと思うことが多くあるような気がします。

東京駅周辺でも、赤信号に変わっているのに無理やり交差点に突っ込んでくる車に何度もヒヤリとさせられました。こんな運転をしていたら、ヨーロッパではきっと捕まるだろうな、と思っていたのですが、先日同じような内容の記事を目にして「やっぱりな」という気持ちになりました。

日本がグローバルな国となるためには、英語教育やおもてなしも大切ですが、街づくりといった基盤から、まずは基本的なルールを守る安全な国になってほしいと思います。 

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6月の熱波の後、7月に入り気温が下がったヨーロッパですが、今週に入り、またしても猛暑に襲われています。

今日は、猛暑のヨーロッパでの生活について綴りたいと思います。

猛暑を乗り切る対策は?

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前回よりも高温で、期間も長いため警報が発令され、幼児やお年寄りは外出を控え、その他の人も不要不急の外出は控えるようにとのことですが、なかなかそうもいかないのが現実です。

とはいえ、40度越えの今回、ちょっとした外出が命取りとなりかねないことも事実。

なるべく涼しい室内で、外気を遮断し、涼しい恰好をしたり、こまめに水分補給をしたり、身体を冷やすこと、例えば扇子を使う、扇風機があれば使う、濡れタオルで首筋を冷やすなどが推奨されています。

冷房があればそんな心配も不要ですが、ヨーロッパでは基本的に冷房はないので、上記のような原始的な方法となってしまうのです。

濡らしたシーツを窓にかけるとよい、とも言いますが、窓を開けるのが憚られるほど暑いので、今回はその方法はパスしました。
洗濯の室内干しをしてみて「これでもいいのかな?」と思ってみたり。一応気化熱の原理は同じはずですが・・・。

動植物もタイヘン!
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去年の夏もそうだったのですが、芝生はどこも高温と乾燥で枯れています。去年まで住んでいた家の中庭の植木も半分ほど枯れてしまいました。

植物が枯れると昆虫も困ります。すると、昆虫たちは水を求めて人がいるところへとやってきます。カフェやレストランのテラスでは、ハチの大群に付きまとわれて、室内に逃げ込む人や、刺される人が続出。今朝も、公園でハチに追いかけられ、早々に退散しました。

池の水も濁り、魚が死んだり、水鳥たちが増え過ぎた藻のせいで住めなくなったりと、暑さで弱った体にさらに追い打ちをかけます。

鳥たちも暑いため、みんな口を開いて呼吸しています。

暑くて嬉しいのは?
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暑くなって、悪いことばかりかというと、そうでもありません。

猛暑で嬉しいのは、やはりなんといってもアイス屋さんでしょう。お店の前には行列ができ、テラスはいっぱいです。
そして、スーパーのアイスコーナーも、ガランとしています。みんなきっと思いは同じなのでしょう。涼しかった先週までは、どんなにセールをしてもあまり売れていなかったのが、ウソのようです。

そして、やはり暑い時はビール!本当は、猛暑の間はアルコールは飲まないように!とのお達しがでるのですが、その辺は自己責任で。

スポーツはしない、涼しくする方法を実践する、水分補給をするなど、前回より気温が高いにもかかわらず、身体が慣れたのか、生活方法を変えたからなのか、40度越えをエアコンなしでも、なんとか生き延びています。

お風呂場で水遊びをする子供を横目で見ながら、ちょっと羨ましく思ったり、夏休み中でよかったとほっとしたり。

きっと、また暑さが去ると、なんとなく秋が来てしまったようで物悲しくなるんだろうな~、と暑さでぼんやりした頭で考えました。

皆様も、どうぞご自愛ください。

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みなさんは、夏にヨーロッパに行ったことはありますか?
すでにヨーロッパの夏を経験された方なら、お分かりかと思いますが、時間の感覚が狂ってしまうほど、夜にならないのがヨーロッパの夏です。
今日は、そんなヨーロッパの夏の夜について書いてみたいと思います。

これって白夜!?
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もちろん、北ヨーロッパでは、本当の白夜があって、一晩中太陽が沈まない時期もあるのですが、それ以外のヨーロッパでも、夏の太陽はとても長い間出ています。

日本では夏場でも夜8時を過ぎれば、とっぷりと夜が暮れてしまいますが、ヨーロッパの夏は夜10時を過ぎでもまだまだ明かるいため、最初のころはなんだか寝付けず、困った記憶があります。

初めてのヨーロッパの夏、特に夏時間になったころが特に1時間日没がずれるために、なんだか眠れず、そう思っていたらちょうど電話が鳴り、同じくそう思っていた友達の家に遊びに行くことになった、なんてこともありました。

夏は夜を楽しむ!

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ヨーロッパでは、昼間が長くなるため、気温のピークが日本のように午後の早い時間帯ではなく、もっと夕方から夜の早い時間帯に来ることが一般的です。国や地方にもよりますが、だいたい午後4~6時ごろです。そのため、ちょうど学校帰りや仕事帰りが一番暑くなるため、涼みながら帰る人が多いのです。
風の通る、川沿いを散策したり、木陰のある公園に立ち寄ったり。もちろん軽く飲みに行ったりする人も中にはいます。そんなときは、テラスで。外で涼みながら自然や景色を楽しむのがヨーロッパ流。

近年では、涼しくなるのが夜もっと遅い時間になってきていますが、それでも帰宅前のこの時間帯は、大勢の人が夕涼み?に出かけます。

帰宅後も、ベランダやテラスで夕涼みがてらの食事や、ワイン片手に夕涼みというのも、とてもヨーロッパらしい習慣です。

花火大会も
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ヨーロッパでは、日本と違い、花火は夏の風物詩ではありません。むしろ、花火と言えば新年のほうがしっくりくるといっていいほどです。

とはいえ、やはり大都市では毎年夏のイベントがあり、花火もあがります。

ただし、花火をあげるには、外が暗い必要があります。なかなか暗くならない土地での花火大会は、必然的に、遅くなってからしか始まりません。
11時や11時半などという時間から始まるので、子供には少々無理なイベントとなってしまいます。

夜遅くまで、楽しもうと思うと、あまり早起きしないで体力を温存しないといけなくなってしまっている自分が情けないです。歳を取ったな~とつくづく感じます。

日本の花火大会がちょっと懐かしいです。


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ヨーロッパが猛暑です。
私の住んでいる街でも、先週は連日30度越えで、36度になった日も2日ありました。
今日は、ヨーロッパの猛暑について書いてみようと思います。

ヨーロッパには冷房がない!
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日本と比べると湿度は少ない日もあるのですが、冷房がないのでほっとできる場所がありません。家々はシャッターや鎧戸を下ろして外気が入らないようにしているので、留守なんだかなんだかわかりません。商店や学校や会社は窓を開けて、なんとか空気の入れ替えをしますが、熱風が入る午後は、窓すら占めるのでサウナのよう。

フランスでは、前回の2003年のの死者がでた猛暑を期に、「冷房あり!」などと表示されたお店が少しずつできてきました。とはいっても、明らかにお店の広さに合っていない小さなエアコンがガタガタと動いているだけだったりするんですが、それでもないよりはマシなのです。
当時私も42度を経験しましたが、日中から鎧戸を閉め、首におしぼりを当てて、必死に論文を書いていました。

2010年のドイツの猛暑では、電車の冷房が止まり、車内が50度になって病院に搬送される人が続出しましたが、最高気温の設定が32度となっていたために、オーバヒートしたとは、なんともお粗末です。
私の周りも、唯一の冷房器具の扇風機を手に入れるため苦労したり、裸族になってしまったりと、笑い事のような状況でした。

今年の猛暑は?
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そして、2019年6月。またしてもヨーロッパは記録的猛暑に見舞われました。
ドイツ人は動くサウナと化したトラムを「オーブンレンジ」と呼び、フランスでは学校がお休みになってしまったり、ドイツでも短縮授業になったりしています。
しかも、気温のピークが4~6時と、ちょうどみんなの帰宅する頃が一番暑いのです。
子供達もフラフラ。親もぐったり。
そんなさなか、子供の学校でイベントがありましたが、倒れる子供が続出。うちも身の危険を感じ、早々に退散しました。

日常生活は?というと、普通は扇風機すらないため、一番気温の下がる朝5~6時ぐらいに一旦空気の入れ替えをしたら、後は締め切り、19時過ぎにようやく家のシャッターや鎧戸を開けるという、ヘンな生活です。
しかも、日没時間が遅いため、すっかり体内時計が狂ってしまい、どこも夏バテ状態です。
とういうわけで、今のヨーロッパはみんな、疲れた顔をした人ばかりです。

ヨーロッパではどう涼む?
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涼みようがないのがヨーロッパですが、それでも一部のデパートやショッピングモールには、冷房が効いているところもあります。
子供達は、噴水で水遊び!
ちょっと衛生上問題がありそうで、個人的には水遊びはさせませんでしたが、多くの子供達は結構そういう方法で涼んだようです。
後は、涼しい石造りの古い建物や、地下室などという裏技がありますが、地下鉄の駅も、場所によってはかなり涼しいので、サウナの地下鉄を降りた後は、しばらく駅で涼んでから帰宅、という手もあります。
ただし、パリの4号線など数本の路線は、とにかく暑いので、猛暑の間はできるだけその路線は使わないようにしたりしました。

それでも日焼けしたい!?
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こんな暑い時は、誰も公園なんて行かないだろう、と思っていたのですが、それは大きな間違いでした。
36度になった日、たまたま近所の公園を通りかかると、なんと水着姿で日光浴をする人々が・・・。中には、ビーチで使うようなサンベッド持参で来ている人も!
いったい、どうなっているのでしょう?
熱中症にならないのでしょうか?
そこまでして肌を焼く必要って・・・???
果たしてその人たちは、その後、無事家まで帰れたのでしょうか?

他人事ながら、ちょっと心配になりました。

日本の猛暑とは、全然違う、ヨーロッパの猛暑。
それでも元気いっぱいな人を見ると、羨ましいです。
アジア料理のお店は、猛暑で大繁盛らしいですが、それ以外はヨーロッパの暑い夏はちょっと・・・。

みなさまも、どうぞご自愛ください。

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日本では、当たり前である職業欄の「専業主婦」。
しかし、ヨーロッパでは見当たらない項目です。

今日は、そんな「専業主婦」について語ってみたいと思います。

日本の専業主婦または専業主夫
日常生活の様々なシーンで主婦または主夫である場合「職業」として「専業主婦(夫)」という項目を選択する方が、日本には大勢いることと思います。

私はなんら専業主婦(夫)に反対しているわけではなく、かく言う私も職業として丸をつけていた人間の一人です。

確かに、主婦(夫)のする仕事を外注すると非常に高くつき、それだけの稼ぎをしているのだ、という自負を持って専業主婦や専業主夫のみなさんは家事や育児に取り組んでおられることと思います。


ヨーロッパにも専業主婦または専業主夫はある?
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ヨーロッパでは、少なくとも私が滞在した国々では、そういった項目は職業欄に見当たりませんでした。つまり、「主婦(夫)」は職業とは見なされていないということです。

もちろん、ヨーロッパに専業主婦(夫)がいないわけではありません。
産休や育休をしっかりとるヨーロッパでは、男女にかかわらず育児のために専業主婦になったり専業主夫になる率が結構多いのです。

例えばドイツのように、子供が小学生になっても半日で学校から帰ってくる国では、午後の子供の面倒をシッターさんに頼むか、自分が仕事をしないか、学童に預けるか、という困った状況もあったりするので、子供が生まれると、夫婦間でお給料の低いほうが無給の休みを取ったり、ということがよくあります。
その間は、つまり「専業主婦または専業主夫」になるわけです。
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その点、フランスは給与水準が低いため、女性は産後すぐに職場復帰することが多いので、あまり専業主婦や主夫になることはありません。
また、同じ仕事がない状態でも、無職であるほうが失業保険が受けられるので、仕事を休む、もしくは辞める、という選択肢のほうが多いように感じます。
また、離婚率が高い国だけあって、女性だからと自立できていない状況は将来の不安があるため、技能がなくて仕事に就けない人を除いて、自ら仕事をしない選択をしない人がいないのも、フランスらしいところです。

そう考えると、今の日本でも、生活のために共働きをしている人が増えてきていると言われているのは、フランスの状況に近づきつつあるのでしょうか?

自国を離れて不慣れな土地で仕事を見つけることは容易ではありません。外国人ということで就職にも不利なことも事実です。
「仕事を始めた」と言った時に、ちょっと悲しそうな顔をした「専業主婦」のママ友たちと目をそらしたパパ友、「仕事始めたの!」「仕事に戻ったんだ」と生き生きとしていたママ友たちの顔が浮かびました。

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女性の皆さんは、試着室に男性がいるのをどう思いますか?

特に女性向けのお店でない場合、試着コーナーが男女別に分かれていなくて隣に男性がいたりすると、ちょっと恥ずかしいと思いませんか?
ひょっとすると、男性も隣に女性がいることがなんとなく気恥ずかしく思っているのかもしれません。

今日は、フランスの試着室事情について書いてみたいと思います。

フランスのお店の試着コーナーで店員さんは必要ない?
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そもそも、お店によっては、男女が隣同士になることはないように配慮されている場合もありますが、フランスでは、女性向けのお店でも、男性が一緒に順番待ちをしていることがよくあります。
いったい、どうしてなのでしょうか?

フランスでは、女性は服や下着を買うときに、パートナーと行くことが多いのです。
そして、男性パートナーは、ただ単に待っているだけではなく、店員さん並みにあれこれします。

「このサイズより大きいの持ってきて」とか「色違いを持ってきて」と言われれば、いそいそと売り場へ戻り「これでいい?」などと言いながら、別の商品を持ってきたり、「これどう思う?ちょっとセクシー過ぎ?」などと言う女性に「いや、似合ってるよ」とか「違う色のほうがいいんじゃない?」などとコメントしつつ試着に付き合うのです。

店員さんはたまに「いかがですか~?」と声をかけるぐらいで、着替えに忙しい女性に代わり応対する男性もいるのには脱帽です。

ちょっと恥ずかしいフランスでの試着

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そういった男性が、大勢試着室の前に待機しているので、キチンと閉まらないことの多いカーテンの隙間から着替えているのが見えるのでは???と思いながら、試着をするはめになってしまいます。誰も見ていないのではあろうけれど、下着や水着のお店だと、男性がいると試着するのを躊躇してしまうのは、私だけではないはず。やっぱりフランス人じゃないと、ちょっと抵抗ありますよね。

扉がついていたり、二重カーテンや、端がきっちり留められる日本の試着室が懐かしいです。

お隣の国ドイツでは?
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ドイツだと、男性はそこまで献身的ではなく「うん、いいんじゃない」程度の、いかにも「早くしてくれ」感があふれたコメントしているのが微笑ましいぐらいです。うんざりした顔をしている男性が多いのも、お国柄ですね。
お国柄と言えば、ドイツでは、買い物の後も荷物は女性が自分で持ちます。重そうにしていても、持ってあげる男性はあまりいません。
最初のころは、ドイツ人女性は体格がいいから自分で持てるのかな?とか思っていましたが、ただ単に、ドイツ人男性が女性にそういった面で優しくないからなのだと思います。

日本人の男性、ちょっと耳が痛いですね。それとも、日本人女性は、付き添いしてくれるよりも一人にしておいてくれるほうが気楽でいいのでしょうか?
みなさんはどうですか?

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学齢期の子供達がいるおうちはどこでも、お誕生日にお友達を招待してパーティーを開くことは楽しみの一つです。
とはいえ、親としては同時に頭の痛い問題でもあります。育ち盛りのパワー全開の子供、特に男の子を招待するときは、20人近い子供たちを制御するのは、まさにミッションインポッシブル。

今日は、日本と違ったお誕生パーティーの色々をご紹介します。
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郊外の広いお庭があるおうちでは、遊具もある広いお庭でサッカー、トランポリンやプールでなんとかしているようですが、都市部ではそうもいきません。それに、だいたい、そんな大きな庭がある人ばかりではありません。
では、みんないったいどうしているのでしょう?

ファーストフード店のバースデーパーティープランもあるようですが、ヨーロッパではあまりよく思わない家庭が多いため、健康に気をつける家庭の子供が多い学校だと、そうもいきません。

次に、大型の家具を扱うお店などの託児コーナーでも、バースデーパーティープランがあります。ドリンク込みでもリーズナブルな価格で、以前、台所を見に行ったお店で、知り合いのお子さんが誕生会に参加するところに出くわしたこともあります。

ちょっと、変わり種は、美術館ツアーです。1時間ぐらい展示をグループツアーしてもらったあと、別室でパーティーをするものです。
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そして、子供達に大人気なのは、なんといっても農場でのパーティーです。農場の動物を見たり触ったり、ポニーに乗ったりした後は、貸し切りの建物でゴーカートやミニトラクターに乗って遊んだり、牛の乳しぼりに似せたおもちゃで遊んだり、馬のおもちゃで乗馬のまねごとをしたり、藁で遊んだり、とにかく農場ならではの楽しい遊びがいっぱい!
女の子も男の子もみんなとにかく喜びます。

唯一の問題点は、当然農場は田舎にあるため、連れて行くのが大変です。親同士で相談して、カーシェアリングをするなどでもしない限り、とても連れては行けません。

でも、どの子も満足して帰っていくのを見て、ふと「来年はうちも農場のパーティーにしようかな」と思ったのでした。

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ヨーロッパでは最近夏日が続きます。しかも、日本のように湿度が高い!
乾燥した夏に慣れている身にはこたえます・・・。

さて、今日は、ドイツの夏の風物詩、バーベキューに対するドイツ人の情熱をご紹介します。


どこでドイツ人はBBQをする?
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太陽がサンサンと照らす時期になると、ドイツではそこここに「グリル」と呼ばれる、バーベキューをする人々が。
公園や広場はもちろん、自宅の庭やベランダでも!ベランダでは当然消防法の関係で、火は使えないので、炭ではなく電気グリルを使うのが筋なのですが、たまにそうでない人もいて、運悪くそういう人の近く住んでいると、煙にいぶされるか、パーティーが終わるまで窓を閉めることになります。

ドイツのバーベキュー事情
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スーパーにはバーベキューグッズが並び、ソーセージや串刺しになった肉や、ガーリックパンや野菜のバーベキューコーナーができます。
一見関係のなさそうな物でも「バーベキューに最適!」と書いてあれば、どんどん売れるドイツ。そんな物までわざわざグリルで焼かなくても...と思うのは、ドイツ人じゃない証拠。

公園までベンチやテーブル(しかも木製!)を持ち込んでの本格的なバーベキューパーティー。コック付きのビール樽も忘れずに。

ドイツ人は何を食べる?
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私も何度か参加したことがありますが、とにかく肉の量がものすごい!
ステーキ肉の大きさの肉をべろ~んと焼いたり、こぶしほどもある大きなマッシュルームや、パプリカがそのままごろごろ乗っていたり、サツマイモぐらいあるジャガイモを灰の中に入れて焼く、全てが豪快なバーベキューに、カルチャーショックを受けました。

そして、なんといっても、バター、そしてバター・・・。一応、ガーリックとハーブ入りのバターなのですが、個人的には、野菜はそのままグリルして食べたいな~と思いました。

そして、ドイツ人は当然ビールを飲みます!どれも塩分が濃いので、ビールのおつまみ、といった感じなのでしょうか?暑さと、塩のせいで、ビールを飲む量がすごいのですが、誰も酔っぱらうことがないのが不思議です。

私などは、飲んでもいないのに、暑さと熱さでクラクラになってしまいました。

公園バーベキュー
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公園なので水道などはないし、コンロもないのですが、大きな公園など、大勢がバーベキューをするであろうことが予想される場所では、使用済みの灰を入れるコンテナーが設置されています。その辺の芝生に捨てることによる火事を避けるようになっているんですね。

自然保護区の公園の真ん中で、本当にいいのかな?と私など他人事ながら心配してしまうのですが、みんなしているところを見ると、どうも問題はないようです。

一年で太陽が出る時期はわずかなドイツ。それだけに、夏にしかできないバーベキューが人気なのかもしれません。それともただ単に、ビールを飲めるから???

いずれにせよ、ドイツ人の生活になくてはならないバーベキュー。
みなさんも、真似してみてはいかがですか?

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