ヨーロッパで暮らす

ヨーロッパで暮らしているmimiが、フランスとドイツを中心に、ヨーロッパでの生活、年中行事やニュースなどをお届けします。

ヨーロッパをもっと知りたい方に。

今までとちがう、ヨーロッパ式ライフスタイル提案。

年中行事

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みなさんは、5月1日というとどんなことを思い浮かべますか?
ヨーロッパではこの日は「メーデー」で祝日です。
各地でデモや集会があることは知られていると思いますが、実はそれ以外にもあるのです。
今日は、フランスとドイツの伝統的な習慣についてご紹介したいと思います。

フランスの5月1日
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フランスではこの日は「ミュゲ・ドゥ・メ(Muget de Mai)5月のスズラン」と呼ばれ、男性が女性にスズランの花束を贈る風習があります。
ルネッサンスの時代、シャルル9世が近しい人にお守りとして配ったことに始まるもので、その後宮廷の女性たちに幸せをもたらすものとして配られるようになったといいます。その後、庶民たちにもこの風習が広まり、今ではそこここでスズランが見られます。
この日は、特別な営業許可がなくても、誰もが街角でスズランを売ってもよい日になっています。庭や林で採ったスズランを、子供から大人までが思い思いのスタイルで売ります。

不思議なことに、この日はいつもお天気がよく、可憐なスズランの花の良い香りが漂う一日となります。

ドイツの5月1日
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さて、お隣の国ドイツでは全く違います。
この日は「マイバウム(Maibaum)5月の木」と呼ばれ、男性が思いを寄せる女性の家の前に飾りつけをしたシラカバの木を括り付けて愛の告白をする日です。

女性の名前と共に、七夕飾りのように色とりどりの飾りがつけられ、6月1日まで飾られるこの木は、家の壁や屋根に固定されたり、道路標識や看板に結びつけられたりと色々です。
お目当ての女性からの返事がもらえるのは一か月後。ちょっと日本のバレンタインデーみたいですね。知らない人達の「その後」を色々と想像してしまいます。

いつも、どうやってあんなに大きなものを運ぶのか?と疑問に思っていたのですが、前日に、シラカバを自転車で運んでいる男性を見たこともあるので、みんなどこかで買ってきて自分で運んだり固定したりするんですね。
ひょっとすると、昔はより太い木を運べる男性がモテたのかな~とか思ってしまいました。


皆さんは、もらうならどちらが嬉しいですか?スズランの花束とシラカバの木。

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今日は「ローゼン・モンタック」、「バラの月曜日」です。
盛り上がりの頂点は、このカーニバル最大のパレードによって飾られます。
今日の体験リポートもご覧ください。

ローゼン・モンタック
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カーニバルのハイライトは、やはりなんといってもこの日。
昨日より更に規模は大きくなり、およそ12,000人の参加者が3時間半かけてケルン市の中心部を練り歩きます。300トン余りのお菓子が、沿道に押し寄せた約3万人の見物客に向けて撒かれます。
62グループの楽隊がそれぞれに演奏をしながら、観客を楽しませてくれます。
昨日と比べて、山車の数が多いのも「ローゼン・モンタック」の特徴です。
手作り感あふれる昨日と違い、この日のパレードは「プロ」達の集まりです。衣装や飾りつけ、アクロバットなど、日頃からこの日にかける情熱が並々ならぬものだと感じさせられます。


観覧場所
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今日の観覧場所は昨日とは違い、出発地点近く。ゼブリンヌ・シュトラース近くに陣取りました。
近くに観覧席があるのですが、そこを曲がった所に子連れの観覧場所客のたくさんいる場所があるので、そこで見物することにしました。
昨日の場所とは違い歩道に柵がないため、道路に降りることができるのですが、ずっと道路に降りていて大きな山車が通るたびに注意されている人がいるのが少し気になりました。
それ以外では、やはりすぐ近くで大きな山車を見ると圧巻でした。迫力でいうと、今日の場所のほうがすごかったです。
ただ、近すぎて山車の上からではおそらく下が見えないので、ほとんどが徒歩の昨日のパレードと場所を反対にすればよかったと思いました。
後ろに写っているホテルの窓からも、仮装した人たちが見物していました。


バラの月曜日の醍醐味
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今日パレードに参加しているグループは、カーニバル協会の中でも最大手のグループばかりで、歴史も長ければ、予算も桁違いです。手作り感溢れる昨日と比べると違いは歴然。それぞれに良さがあります。華やかさでは今日のほうが圧勝です。

見物人たちを巻き込んで一緒に歌い踊らせる技も、場慣れしているせいかさすがです。
本来は観覧席のある場所でしか見せないアクロバットも披露してくれるグループがあったり、真っすぐ行進するだけでなく、8の字を描きながら進むブラスバンドなど、本当に見ていて飽きません。
ただ、実際の距離と比べ、昨日より人と人との距離があったように感じたのは、おそらく気のせいではなく、カーニバルの「プロ」と「アマ」の違いでしょう。もちろん、プロとアマと言っても仕事として、という意味ではありませんよ。熟練度の違いです。

また、見物人にも、「格の違う」人たちがいるのです。贔屓の協会の衣装を真似た衣装を着て、きれいにしていると、おねだりせずともパレードの人達が寄ってきて、お花を渡して行くのです。
また、配られるお菓子はそれぞれのグループのために作られた特注品。グループの名前が印刷されている物がほとんどです。

そんなことが見られたのも、「ローゼン・モンタック」ならでは。

わずかに太陽が顔を出し、皆が口々に「ああ、太陽だ!」と言い、参加者も見物人にも笑顔があふれます。


パレードを終えて
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朝から強風で、あいにく途中で雨も降ってきてしまったため、近くのカフェに避難しました。周り中が仮装している人たちの中での不思議な雰囲気の中、温かい飲み物を飲んで、ほっと一息。それと同時に、カーニバルへのテンションが下がっていくのを感じました。
まだ続くパレードを横目に、名残惜しそうにしている子供たちを説得しつつ岐路へ。帰りのトラムの中でも「ヴィヴァ・コロニア」の音楽で若者たちが大合唱。まだこれから場所を移動しながら見物するらしい人たち、帰途につく人たちそれぞれでした。
お花とお菓子を大量に抱え、ふと現実に戻り「こんなに、どうしよう。」と思ったのでした。
結局、知らない人とも競い合ったりして拾うのが楽しいんですよね。食べるかどうかは別として。

カーニバルの全貌を見ていないので、他の地域とは簡単に比較はできないのですが、宿泊場所さえなんとかなるならば、ケルンのカーニバルは本当にオススメです。

また、ケルンの中でもカーニバル期間中に色々とパレードはありますし、市内の各地域でもありますが、やはりパレードの見物のうち1日は、ケルン市内の中心部のパレードに当てたほうが楽しめると思います。そして、できれば「ローゼン・モンタック」に是非行ってみてください。
子供だけでなく、大人も楽しめること間違いなしです。

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みなさん、こんにちは。

今日はケルンのカーニバルに行って来ました!早速その速報をお届けします!

カーニバル編成
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朝は曇っていたのに、11時少し前から雨が降りはじめ、どうなることかと心配しましたが、11:11にクロードビッヒ・プラッツを出発したカーニバルの隊列は、半日かかってケルン市内の中心部を通り抜けました。
パトカーに先導され、53の学校と54の地域がグループを編成し、トータル約7200人の参加者が街を練り歩くさまは壮観です。
写真はその、学校のグループの先頭です。
また、途中から雨もやみ、約780名の楽隊が演奏しながらのパレードなので、家族で楽しむのにはピッタリです。
とはいえ、子供の参加者が多いこの日、中には道半ばで疲れてしまっている子も。最後までたどりたどり着けたのか、ちょっと気になります。
ベビーカーの中や、ママの胸に抱かれての「初参加者」も多いのが、この日の特徴です。


見学場所
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ケルン市の公式サイトに載っている地図を参考に、どこに行くか決めていたのですが、出発時間が予定より遅れてしまったため、終点により近い、ケルン大聖堂近くに行くことにしました。

最初は曲がり角と曲がり角の間の細い道にいたのですが、通り抜けしようとする人が多かったことと、近くにビールなどのアルコールの売店があり、ちょっと雰囲気が家族向けでなかったので、少し移動尾して大通り沿いで見物することにしました。

写真でも見える通り、周り中に有料の見物席が並ぶ、いわゆる「いい場所」だったのですが、道幅が広いため、ちょっと距離があることが最初は気になりました。

それでも割とすいていたため、ゆったりと見物できたので、いい選択肢だったと思います。


見物方法
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もちろん、ただ行き過ぎる隊列を眺めるだけでも十分なのですが、カーニバルを満喫するために、ここはちょっと「ケルン人」になりきってみましょう。

子供はもちろん「カメルー!」とお菓子をおねだり。私は「シュトルシアー!」とお花をおねだりしてみました。たまに、ただ投げるのでなく、にっこり笑って持ってきてくれる子もいて、お礼を言いつつこちらも思わず笑顔になります。

「アラーフ!」と言われれば「アラーフ!」と手を挙げながら返し、手拍子や、歌で参加者を慰労し、敬意を表します。またブラスバンドの音楽に合わせて踊っていると、楽隊に喜んでもらえます。

見物客の中にはフードや傘で投げられるお菓子を集めようとしている人もいましたが、あまり成功しているようには見えませんでした。

子供に気づいてもらえると、わざわざ持ってきてもらえることもあるので、お子さん連れの方はなるべく柵の近くの最前列に場所を陣取ったほうがいいですね。


気を付けること
場所によっては、ライン川から通り抜ける風がかなり強く吹き付ける場合があります。沿道でじっとしていると、思いのほか体温が奪われるので、暖かくしてお出かけください。また、長時間「カメル!」と叫んでいると、のどがカラカラになるので、お水などの飲み物も忘れずに。
そこここにお手洗いがありますので、お子様連れでも安心です。

安全に気を付けて、楽しいカーニバルを!
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カーニバル休暇の最後の週末は、ドイツではみんなが一番楽しみにしている時期です。
さあ、この週末は、カーニバルの一番の醍醐味、パレードの楽しみ方をご紹介します。

パレードを見に来るなら
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この時期はノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州ではドイツ最大級のパレードが各地で行われます。ヨーロッパ各地や世界中からの観光客が、このパレードを一目見ようとやってきます。

この時期にNRWでホテルを見つけようとしたら、できるだけ早く予約をしたほうが安心です。カーニバル好きの人たちの中には、カーニバルが終わるとすぐに、もう来年の予約を入れる人もいるのだとか。

また、都市に向かうための交通手段も大変混雑します。飛行機や国際列車は、それこそ数か月前から予約が取れない状況になるようなので、来年のこの時期の旅行の計画を立てるなら、すぐに始めたほうがいいかもしれません。


パレードの楽しみ方
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前回ご紹介した通り、「ドイツでカーニバル」の中でも説明していますが、ケルン、デュッセルドルフをはじめとしたこの地域のカーニバルで、パレードはたくさんあります。その中でも一番大きなパレードはこの週末にあります。

街を練り歩くパレードの隊列は、グループごとにそれぞれ趣向が凝らされていて、通り抜けるまでに何時間も経っていても気づかないほどです。
警備の警官たちに花を配るグループがあったり、時々通る清掃員のグループも、仕事をしながらパレードをしたりと、なんだか見ていてほっこりします。

また、それぞれのグループがその都市独自の歌を歌いながらパレードしていると、周り中の人も合わせて歌います。その一体感がなんとも素晴らしいので、メロディーだけでも覚えてからパレードを見に行くと、パレードが更に楽しめるかもしれません。

また、メインのパレード以外にも、それぞれの地域のもっと小規模なパレードもあるので、お子さん連れの方はそういう場所で、カメル(お菓子)を一緒に拾うのも楽しいかもしれません。もちろん、親子で仮装していきましょう。

拾ったカメルを入れる袋も忘れないようにしましょう。

アドバイス。派手な仮装しているほうが、お菓子を投げてもらいやすくなります。


トラブルにあわないために
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もちろんメインのパレードは圧巻ですが、とにかく人が多いので、小さいお子さん連れの方はちょっとキビシイかもしれません。

観覧席があるような場所ではなく、幅の広い歩道や近くに駐車場などのスペースがある場所で、少し遠巻きに見ているほうがいいかもしれません。

また、朝から酔っぱらっている人たちもたくさんいるので、まず移動の時点でトラブルに遭遇してしまうかもしれません。また、人が多いことに乗じて、スリも多いので、貴重品はなるべく持ち歩かないようにしたほうがよいでしょう。

また、山車の上から撒かれるお菓子で、ケガをすることはないとは思いますが、ドイツ人はかなり激しく奪い合いますので、気を付けましょう。また、くれぐれも、取り損ねたお菓子を拾おうと車道に降りることはやめましょう。歩道ギリギリを通る山車に巻き込まれないように気を付けてくださいね。

以上のことに気を付けて、楽しいカーニバルのパレードを楽しんでくださいね。


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さあ、ドイツのカーニバルが佳境に入ってきました。

カーニバルがなくては人生ではないと言う人々の熱い心が、気温まで押し上げてくれます。
後はお天気がもってくれることを祈るのみ。とはいうものの、今のところは雨が降ったりやんだりのあいにくのお天気です。てるてる坊主でも作りましょう。

さて、今日は、カーニバルがすっかり人々の生活に根付いている、ドイツのノルト・ライン・ヴェストファーレン州通称NRWからお送りします。

レポート以外の、カーニバルについての詳しい内容に関してはこちらからどうぞ。「ドイツでカーニバル」


先週末のカーニバル
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土曜日は、そこかしこで地元の人たちによるパレードが行われました。
お天気にも恵まれ、みんなご機嫌。

仮装をしている人もしていない人も、とにかくみんな街に繰り出します。

朝からすでに酔っぱらっている人もちらほら。
あやうく停車中に車に乗り込まれるところでした。

夕方に中にカメル(お菓子)の入っているであろう大きな袋を下げた人たちが、ぞろぞろ帰っていくところを目にしました。

日曜日は、偶然通りかかった大通りで仮装した楽団員たちがビアホールの前で楽器を演奏しながら歌っていたので、あわててシャッターを切りました。その時の写真が上の写真です。

みんな幸せそうですよね。

パレードに参加した人も、見に行っただけの人もみんな幸せになれる。それがカーニバルの魅力です。


女性の日
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さて、昨日2月28日は以前書いたとおり「女性の日」。毎年この日は、普段はネクタイをしない人もネクタイを締め、女性に切ってもらうのを待っています。
男性達のネクタイを切る側の女性も、もちろん仮装をして。

カーニバルと子供達
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さて、こちらの地域では翌日から学校は「冬休み」という名の「カーニバル休暇」です。子供たちはもちろん先生たちも仮装して学校にやってきます。学校によっては毎年テーマが変わったり、思い思いの格好をしてきてよかったり。とにかくみんな楽しみます。

そして子供たちのもう一つの楽しみは、カーニバルのパーティー。

ベルリナーと呼ばれる中にジャムの入ったドーナッツのような物やクレープ、ワッフル、キンダーパンチ(子供用に作るアルコールフリーの飲み物)などなど。

普段は健康に気をつけている親たちも、今日ばかりは目をつぶります。

各家庭から、カーニバルらしい食べ物や飲み物を用意して持って行きます。
地域のカーニバルの歌を歌って、とにかく盛り上がります。
この日は学校は半日でおしまいです。


街中の様子
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カーニバル中でも、今週は休日はありません。
当然ながら、仮装している人も仕事に行ったり学校に行ったりしています。
でも、何度見ても、どうしてそんな恰好で平気で学校や職場に行けてしまうのか、日本人の私にはちょっとわかりません。
職場で仮装したまま本当に仕事はしているのでしょうか?
それに、その恰好でバスや電車やトラムに乗るんですよ。
日本では絶対にありえないですよね。ちょっと想像してみるとおかしいですけど。

でも確かにこの時期、仮装していない私のほうが気恥ずかしいほど、みんな仮装しています。

そういえば最初にこの地方でカーニバルの時期に仮装せずにトラムに乗った時に、周り中からじろじろ見られたことを思い出しました。近くにいた知らない子供に「どうして仮装していないの?」と聞かれ、なんだか悪いことをしているような気がしたものです。

幼い時からそうしていると、それが「普通」になるものなんでしょうか?

この時期は、お店も午後は閉まってしまうところがたくさんあります。
以前、いつも言っているスーパーが1週間お休みで困ったことがありました。

昨日も知らずにあるお店に行ったら、何の張り紙もないのにお店の人が「もう閉めますから。」と目の前で店じまい。一瞬何のことかわからず、きょとんとしてしまいました。「ああ、そうか、カーニバルだから。」と理解するには、数秒必要でした。

この時期にお店を閉めるのは、こちらの人にはどうやら当然のことのようです。

この週末も、カーニバルレポートをお送りする予定ですので、どうぞお楽しみに!

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みなさんはカーニバルというとどんな国を思い浮かべますか?

ブラジルのリオ?イタリアのヴェネツィア?それともフランスのニース?

今回は、ちょっとかわったドイツのカーニバルのお話をしたいと思います。


カーニバルの起源
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古来カーニバルというのは、春の訪れ到来を祝うためにドイツで根付いていたお祭りでした。それをカトリック教会が復活祭の断食と結び付け、「Carne(カルネ)」肉を「revale(レヴァーレ)」取り去るという意味のラテン語で、のちにイタリア語のカルネヴァーレからの借用で、その期間の宴をカーニバル(謝肉祭)と呼ぶようになりました。

断食前の食べ収めのための大騒ぎをする期間の終わりには、その責任を転嫁するために祭りの最後に藁人形を燃やすという習慣も、そこから来ていると言われています。

そのため、ドイツではカトリック教会の力の強かった地域でカーニバルが行われるようになったのです。


現在のカーニバル
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毎年ドイツの西部・南部の主な都市では、11月11日11時11分にカーニバルは始まります。この日は聖マルチヌスの日であり、祝日ではありませんが、街中は仮装した人であふれ、町の中心部の広場の特設会場ではイベントがあります。

一番規模が大きくて有名なのはラインラント地方の、ケルン、デュッセルドルフ、マインツですが、ほかにもフランクフルトやベルリンでも、南西部や南部のバイエルン地方でもカーニバルを祝います。

ここから翌年の1月5日までは、ひとまずカーニバルはお休みです。ただ、実際には、この期間に山車や衣装や飾りつけの準備は着々とされています。

1月6日。この日はエピファニー(公現祭)です。この日を境にカーニバルは再開され、灰の水曜日まではイベントが目白押しです。

所属カーニバル団体主催のイベントに参加したり、町の主催のイベントに参加したり、楽しみ方は色々。

レストランやビアホールでは仮装をしてきたらビールは無料!というような太っ腹なサービスもあったりして、思い思いに仮装した人たちは、飲んで食べて歌って踊って、とにかく楽しみます。


カーニバルのハイライト
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ラインラントでのカーニバルのハイライトは、木曜日のWeiberfastnacht(女性の日)に始まります。この日は女性たちが、男性の象徴であるネクタイをハサミで切り取ることができます。そして、お返しにキスをしてくれます。

今年は2月28日ですが毎年変わります。出張などでこの日にドイツに行かれる男性は、くれぐれも切られてもよいネクタイを着用することをお忘れなく!

ケルンでは「Kamelle(カメレー)!!!」とパレードの山車に向かってお菓子をおねだりする子供や、「アラーフ!」と叫ぶ沿道の観光客の数は100万人にも上ります。

日曜日には子供向けのパレードもあり、学校や地域単位で参加する子供達は、数キロにわたり「カメレ」や花を沿道に撒きます。

デュッセルドルフやマインツでは掛け声は「ヘラウ!」となります。

そして、Rosenmontag(バラの月曜日)。今年は3月4日です。この日街中はパレードで沸き返り、通りは仮装をした人々であふれかえります。

お店は全てシャッターを下ろし、中にはバリケードで周りを保護するお店も。街の中心部ではカーニバルの最後の一週間ずっと店を閉めるところもたくさんあります。買い物をしようと思っても開いているところがないと困るので、買い物はそれまでに済ませておいたほうが賢明です。

翌3月5日はVeilchendienstag(スミレの火曜日)。この日はFastnacht、断食の前夜という意味です。

翌3月6日、Aschermittwoch(灰の水曜日)からは断食期間が始まります。
カーニバル期間中の数々の罪を償うために大きな人形を燃やすことにより、カーニバルはようやく終了します。

そして、また翌年のカーニバルの準備にとりかかるのです。


カーニバルの準備
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カーニバルのメインはなんといってもパレード。パレードの山車や衣装は協会や団体ごとにみんな手作りです。毎年それぞれのグループのそれぞれのテーマがあり、テーマに沿って衣装を作り、山車の飾りつけをします。

台車を借りたり、装置や衣装の制作、パレードで配るための花やお菓子やプレゼントなどの準備ももちろん自分たちで。

それぞれの参加グループは、主に同じ地域、職場、学校などのメンバーで構成されていて、参加費用は当然みんな自腹です。中には年数百万単位のお金をかける人も!

一年かけて時間とお金をかけて、この日のために準備をするのです。ドイツ人達のカーニバルにかける情熱には恐れ入ります。

ケルンのある老舗カーニバル協会の会長は、人生においてカーニバルは二番目に大切だと言っています。カーニバルに没頭することにより、人生の大変な局面にも立ち向かえるのだとか。

ドイツのカーニバルには、私たち外国人には計り知れない奥深さがあるのだなと実感します。

そこまでドイツ人を熱くするカーニバル。みなさんも是非一度見に行ってみてください。


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2月に入り、そろそろバレンタイン商戦も佳境に入ってきましたね。

ちょっと早いですが、今日は、日本で知らない人はいない、バレンタインデーについて、
皆さんの知らないことを書いてみようと思います。


バレンタインデーの起源は?
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お察しの通り、キリスト教の聖人ウァレンチヌス(またはヴァレンタイン)の名前から来ています。

中世のイギリスでは、2月14日に鳥がつがいになると言われていたことから、その日に恋人を選んだり、手紙を交換したりして愛を確かめる、というお祭りがありました。

それが起源となり、カトリック教会が、3世紀ごろのウァレンチヌスと言う名前のローマの司祭や他の話と結び付け、現在の、2月14日に祝うバレンタインデーの原型となったと、言われています。

起源については、実は、諸説があるのですが、小鳥のさえずりが聞こえはじめるこの時期、愛する人へそれを伝える、というロマンチックなお祭りに、一番共感を覚えます。


ヨーロッパのバレンタインデーはどう祝う?
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日本と違い、カップルで過ごすための日です。どちらかというと、日本のクリスマスに近い感覚でしょうか?

チョコレートも贈ることもありますが、主に赤いバラの花束を贈ったり、カードを交換したり、ランジェリーを贈ったりと、ちょっと日本のバレンタインのイメージとは違います。

香水や相手の好きなものを贈り合うなど、カップルによって実に様々です。

また、フランスでは、セーターやマフラーなどの赤い物を身に着けてデートするカップルも。
この日はみんな、仕事を早くきりあげて、ディナー時にはレストランはどこも、カップルの予約でいっぱいです。

この日に外食の予定のある方は、早めに予約をしておいたほうが賢明です。

また、国によっては男性のみが女性にプレゼントを贈る日、となっているようです。
いずれにしても、カップルのための日であって、決して、女性からの愛の告白の日ではありません。


日本でのバレンタインデーと歴史
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日本では、アメリカから広まった、宗教色のない「バレンタインデー」が、20世紀中頃より始まりました。

最初は、外国人や一部の人たちのみのお祝でしたが、1970年代から、女性から男性へ愛の証に贈り物をする、という独自の習慣が始まりました。

当時は、洋菓子メーカーがこぞってキャッチコピーを作り、「バレンタインチョコ」が流行りはじめ、一般化されました。

昔でこそ、好きな人にチョコレートなどの贈り物をする日でしたが、今では本命だけでなく、義理チョコ、友チョコと、本来の意味合いから、すっかりかけ離れたイベントとなってしまいました。

でも、ひろ~い意味で、「愛」を形にして贈るということなのでしょうね。

ちなみに、ヨーロッパにバレンタインデーで、義理チョコのつもりで色々な人にチョコレートを配ったりすると、ヘンな人と思われてしまいますので、ご注意くださいね。

ヨーロッパのバレンタインデーは、あくまでもカップルのための日です。


ヨーロッパにホワイトデーはある?

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3月14日の「ホワイトデー」は、実は日本独自のものです。

昔はマシュマロやキャンディーを贈ったったものでしたが、今はスイーツ以外の食べ物でも、その他でも、何でもOKなようですね。

本命からのお返しには、アクセサリーが人気とか。時代は変わりました。

もちろん、このホワイトデーの贈り物の習慣は、ヨーロッパにはありません。

近年では、アジア圏でも一般化されつつあるホワイトデーですが、実は単なる「バレンタインデーの一カ月後」なだけでもないんです。

実は3月14日は、聖マチルデ(マチルダとも)の日。

東フランク王国のハインリッヒ一世の妻、マチルデは、貧しい人への施しと祈祷に熱心だったため、「慈愛の聖人」として崇められているのです。

偶然とはいえ、やはり「愛」を形にして贈るのに、ふさわしい日だと思いませんか?

今年は、みなさんは一体どんなバレンタインデーを送られるんでしょうか?
きっと、今までとは違う日に思えるのでは?
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みなさん、こんにちは。

元日はいかが過ごされましたか?

それぞれの一年の抱負を胸に、新しい年がスタートしましたね。

私は、道で上がる年越しの花火が、何度か庭に落下したので、草木に引火しないかひやひやしながら(笑)、新年を迎えました。

日本のきっちりはじまるカウントダウンとはちがい、みんな適当にカウントダウンをはじめ、次々に花火を上げるあたりも、お国柄かな・・・。

そして、清掃員の方々、ご苦労様です。

残された燃えカスやゴミが散乱する道や公園を歩きながら、どうしてみんな自分たちで持ち帰らないのか不思議に思いました。

その辺も、小さい時から学校を自分たちで掃除をする日本人と、清掃員にしてもらっているヨーロッパの人たちの習慣の違いなのかな、と考えたりしました。

今日は、その元旦を迎える瞬間の色々な習慣を少しご紹介したいと思います。


ヨーロッパ各国の元旦の伝統的習慣

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スペインで聞いたのは、真夜中の12時の鐘が鳴るたびに、ひと粒ずつブドウを口に入れる、というものです。
ニュースでの、かなりテンションの高い、各地のカウントダウン中継も印象的です。

ポルトガルでは、ブドウはブドウでも、12粒のレーズン(干しブドウ)を1回の鐘ごとに口に入れるようです。

フランスでは、親しい者同士でキスをします。
元々は家の軒先にぶらさがっているヤドリギの木の下で独身女性にキスをする、という伝統からきているようです。今でも、稀にヤドリギを飾っている家を見かけることがあります。

ちょっと、変わり種は、イタリアで聞いた伝統。年が明ける時に、窓から古いものを投げ捨てる(!)地方があるとか。
イタリアで年を越される方は、この時間帯には道を歩かないほうがいいかもしれません。

もちろん、花火はどこの国でも欠かせません。
ギリシャやイギリスでも花火でのお祝いはかならずあるようです。


不思議な夢?
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前回のお正月の回でも書いた通り、日本とはちがい、元日の行事、というのはあまりヨーロッパではないようです。

一月一日の元日が終わると、徐々に通常通りの生活へと戻るのです。

三箇日がお休みになる日本と比べると(とはいえ、日本でも最近では開いているお店も多くなりましたが)、少し物足りない気がしますが、クリスマス休暇中の子供や学生を除いては、日常に戻るのです。

お店もスーパーなどはようやく再開し、通りや広場のデコレーションもイルミネーションも少しずつ片付けられ、一部の人々はいつも通りに仕事に向かうのです(実際は休暇の話ばかりして、仕事にならない人達も多いようですが)。

子供がいる家庭は、国にもよりますがだいたい来週からが通常通りです。休暇に出ている人々も多い中、商店もいつも通りには開いていないため、まだ2日の今日は街中に人影はまばらです。

毎年この12月から1月にかけての街がきらめく時期の後は、街がいつもの顔を取り戻すと、なんだか、それまでの全てが夢の中の出来事だったような、そんな気がします。

そんな不思議なこの時期、旅行者でなくても、旅行気分で、クリスマスマーケットや街中をそぞろ歩くのは楽しいものです。

もし、ヨーロッパ旅行を考えているなら、イルミネーションやデコレーションのきれいな間に、是非「不思議な夢の街」を見に来られてはいかがでしょうか。

数年前、一度、ヨーロッパでクリスマスを過ごしてから、日本でお正月を過ごしたことがありました。

その時は、一週間の間に二度年を越したような気がして、時空の旅をしたような不思議な感覚にとらわれました。

ヨーロッパのクリスマスシーズンと、日本のお正月というものは、どこか共通点があり、宗教的行事でなくても、何か不思議な力を感じさせるものがあるような気がします。


今年も、気持ち新たに、ヨーロッパの魅力をお届けしていきたいと思います。


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みなさん、明けましておめでとうございます。

それぞれによいお正月を迎えられたことと思います。

お礼参りや除夜の鐘、初詣、初日の出、普段会えない家族とお節料理やごちそうを食べたり、友人と会ったり、という日本のお正月が懐かしいです。

私も、花火の音と光に囲まれ、おかげさまで無事に新年を迎えることができました。

今年も「ヨーロッパで暮らす」、がんばって更新していきますので、どうぞお付き合いお願いします。

さて、今日は、日本ではあまり知られていない、新年のヨーロッパの行事をお伝えしたいと思います。


エピファニー(公現祭)って何?

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みなさんは、公現祭を知っていますか?

英語で「Epiphany(エピファニー)」と呼ばれる公現祭は、東方三賢者(東方三博士ともいう)の訪問を受けた、幼子メシア(キリストのこと)を称えるための、キリスト教のお祭りです。

公現祭は1月6日に祝われるのですが、その日は現在は祝日ではありません。

もともと「エピファニー」は「光の祭典」として、キリスト教徒にとっては「異教徒」たちのクリスマスに当たるものの、12日周期の1サイクルとして始まったと言われています。

日本人にはピンとこないかもしれませんが、この「12」という数字は、キリスト教だけでなく、様々な宗教で特別な数字とされていています。

みなさんもイエスの弟子たちが12人だったと言われていることはご存知でしょう。

他にも例をあげれば「ギリシャ神話のオリンポス12神」や、「イスラエルの部族」などがあります。

そのほかにも「12時間」「12か月」など「12」を使ったものは、実は私たちの身近にたくさんあるのです。

12月22日は冬至の日。

この日は一年で一番日の短い日、夜の一番長い日でもあります。

つまり、この日を境に「昼が長くなっていく」、「再生への始まり」、「すべての起源」、という意味です。

そして、その日から12日後が1月6日というわけです。

その日にお祝いをする時に食べるものが、太陽を象徴するもの、というわけです。

今回は、宗教的観点からではなく、伝統行事として、一般の人にとってのエピファニーのお祝いについて書いてみたいと思います。


ガレット・デ・ロワ

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フランスやベルギーではお正月が明けると、パン屋さんやお菓子屋さんにはガレット・デ・ロワ(galette des rois)がウインドウやショーケースに並びます。

多くは上に紙製の冠が。一体何に使うのでしょう?

大きなパイ生地(地方によって違う場合もあるようです)の中身はアーモンドプードルのペースト。

その中にはフェーヴ(そら豆)と呼ばれる、陶器で作った小さな人形が入っています。


昔は、本物のそら豆が入っていたようですが、今では色々な形の人形です。

最近では、スーパーなどで売っている物の中には、プラスチック製フェーブもあるようです。

中には、色々なフェーブをコレクションしている人も。

以前は、家族が一堂に会し公現祭の食事をするときに、ガレットを人数分より一つ多く切り分け、フェーブが当たった人は一年中幸せになれる、という伝統行事でした。

今では、目隠しをした人が、ガレットを切る人を指名し、人数分に切り分けます。

フェーブが当たった人が、女性なら王様を、男性なら女王様を選ぶことができます。

そして、その一日は、前述の王冠をかぶり、女王様、王様となるのです。

こんな習慣を、子供たちが喜ぶことは想像に難くありません。

また、学校や家庭だけでなく、大人たちも職場や友人たちと、ガレット・デ・ロワを、季節の風物詩として食べます。

ひそかに憧れていた女の子をお妃に選ぶ男の子や、冠をかぶって仕事をする姿を、微笑ましく思ってしまうのは私だけでしょうか。

太陽型の、神様たちのごちそう、ガレット・デ・ロワは、最近は日本でも買えるところもあるようですが、1月にフランスやベルギーに行ったら、是非一度は本場の味を試してみてください。

ただ、もちろん日本のものより甘いことは、覚悟して食べてくださいね。


その他の地域
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地中海沿岸地域では、ブリオッシュ生地の王冠型のお菓子を食べるようです。

国や地域によって、デコレーションや形にバリエーションがあるようですが、起源や王冠型という特徴は共通なようです。

また、この地域の国では、幼子イエスに贈り物を持ってきた、東方三賢者になぞらえ、クリスマスのプレゼントをこの日(1月日)に渡す習慣があるようです。

例えば、スペインでは子供たちがクリスマスプレゼントをもらうのは、サンタクロースからではなく、東方三賢者からです。

そういえば、私もスペイン人の友人からは、確かに、年明けにクリスマスプレゼントをもらいました。

フランス北部フランドル地方からベルギー・オランダでは、東方三賢者に扮した子供たちの行列がある地域も。「ケルンの三賢者」とも呼ばれています。

そのため、ドイツのケルン大聖堂内には、東方三賢者のものとされる黄金の棺が飾られています。

もし、ケルンに行く機会があったら、是非見に行ってみてください。


ひょっとすると、他にも私の知らないエピファニーの習慣や食べ物があるかもしれません。

起源についても諸説があるかもしれません。

他にも、こんなのあるよ、というエピファニーのエピソードがあったら、是非教えてくださいね。


どうぞ、今年もよろしくお願いします。


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クリスマスが明け、私の住んでいる街では、あちらこちらの広場にあったクリスマスマーケットがなくなりました。

それまでの華やかなイルミネーションとデコレーションが一気になくなった広場は、ガランとして、なんだか寂しくなりました。

それでも、お店や街中の通りや家々の飾りは、新年が明けるまで残っています。


今日は、ヨーロッパのお正月についてご紹介します。



日本のお正月とはどうちがうの?
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ヨーロッパでお正月というと、家族で過ごすクリスマスと対照的に、友達などと過ごすことが多いのが特徴です。

なんだか日本と反対ですね。


反対といえば、雰囲気も正反対です。

日本の大晦日は除夜の鐘やお礼参りで厳かに過ごす、というのが習慣ですよね。

でもこちらでは、家族もしくは友人たちと年越しパーティーで、ごちそうを食べることが多いですね。

日本でも地域差はあるでしょうが、年越しそばで、わりと質素な日本とは正反対です。


もちろんこちらにも「真夜中のミサ」もありますが、「ヨーロッパのクリスマス」の項に書いた通り、日本の初詣ほど、誰しもがすることではありません。

お飾りや門松など、クリスマスが終わると日本では普通に目にすることのできる「お正月独特の装飾」も、ヨーロッパでは特にありません。

日本人にとってのクリスマスの飾りは、こちらではクリスマス限定ではなく、「クリスマスからお正月にかけて」のお祝いの飾りなのです。


お正月にびっくりしたこと
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初めてヨーロッパのお正月を過ごしたのは、スペインでした。

街中の至る所に人があふれ、ホテルやレストランは夜通しパーティーをする人々でいっぱいでした。

もちろん、朝までずっと大騒ぎが続くので、眠ろうと思っても眠れませんでした。

若者からお年寄りまで、思いっきり着飾ってパーティーを楽しむ年越し。

つくづく文化の違いを実感しました。


あと、決定的に違うことは、こちらでは国を問わず、花火や爆竹で盛り上がることでしょうか。

静かな日本の年明けとは、全く違う雰囲気。

寒い時期の花火は日本人にとっては季節外れな感もありますが、こちらでは、新年と言えば花火。

外で花火をあげる若者たちは「明けましておめでとう!」と言いながら、まわりの知らない人ともハグやキスをすることも。

国によっては、かなり火薬の量の多いものでも、個人が使える打ち上げ花火も普通にスーパーなどで買えるため(他の国では危険なため禁止されています)、日本では信じられないぐらいの威力の花火を、そこかしこで打ち上げるのです。

もちろん、都市によっては地域が主催する花火大会もありますが、自分で打ち上げるほうが楽しいと思う人も多いようです。

なお、年明けを花火を見ながら年明けの乾杯をしたい、と思う人もいるかもしれませんが、国によっては公共の場でアルコールを飲むことは禁止されていることもあります。

花火にせよ、アルコールにせよ、出発前に各国の事情を調べて、まわりでしている人がいるから、と安易にまねすることはやめましょう。

くれぐれも、軽い気持ちでせっかくの楽しい旅行台無しにすることのないように。



おせち料理みたいなものはあるの?
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伝統料理として、それぞれに意味のある食材を使った日本のおせち料理やお雑煮。

これを食べないと、お正月が来た気がしない、という方も多いのではないでしょうか。

色とりどりで見た目にも美しく、家庭や地方ごとにバラエティーに富んだお雑煮やおせちは、日本の文化遺産です。

それと比べると、私の知っている限りでは、ヨーロッパのお正月料理は、「これ!」といったものはなく、クリスマスとあまり変わらないお料理食べるようです。

ただ、どこの国も、クリスマスと同様に、普段は高級品としてあまり食べないフォアグラや、生ガキやオマール海老やホタテ貝などの魚介類が食卓に上ることが一般的なようです。

もちろん、シャンパンやスパークリングワインは欠かせません。

ちょっと変わり種は、ドイツのレンズ豆のスープでしょうか。

レンズ豆の形がコインに似ているから、元旦に食べると富をもたらす、と考えられているようです。

ちょっと日本のおせち料理のようですね。


ただ、実際にどれぐらいのドイツ人が、レンズ豆のスープをお正月に食べているのかはわかりませんが・・・。

デザートの一部として、アーモンドプードルで作ったマジパンのお菓子がよく食べられています。

スペイン、ポルトガル、イタリアやフランスなどでは、ドライフルーツののったものやフルーツの形をしたもので、かなり甘いですが、一口サイズです。

ドイツでは、ブタの形をしたマジパンのお菓子がありますが、こちらを一つ食べるのは、かなり勇気がいります。


元旦は?
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さて、お気づきでしょうが、ここまで書いてきたのは大晦日の晩から元旦の朝にかけての「年越し」のお話です。

日本でも年越しで元旦の朝は、寝坊をする人が多いように、こちらでも、一晩中躍り明かしたり飲み明かした人たちは、当然朝寝坊します。

それに「初日の出を見る」などという習慣もないので、遅いお昼ご飯に前日の残りを食べたり、もしくは別のごちそうを家族などの別の人たちと食べる、という、日本人としては、ちょっと物足りない新年のお祝いになります。

午後からはゆっくりくつろいだり、お天気が良ければ散歩に出かけたり。

もちろん、国や地方、人によって様々でしょうから、あくまで私の知っている範囲でのお話です。

国が違っても、やり方が違うだけで、新年のお祝いなことには変わりありません。

それぞれの国、それぞれの地方、そしてそれぞれの家庭で、色々なやり方で、みんな楽しく一年が過ごせるよう、伝統も守りつつも、自分らしく、それがヨーロピアンライフスタイルなのではないでしょうか。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

みなさんも、どうぞ良いお年をお迎えください。

来年もまた、応援してくださいね。


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