ヨーロッパで暮らす

ヨーロッパで暮らしているmimiが、フランスとドイツを中心に、ヨーロッパでの生活、年中行事やニュースなどをお届けします。

ヨーロッパをもっと知りたい方に。

今までとちがう、ヨーロッパ式ライフスタイル提案。

2019年03月

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みなさんは自分の意見を言うことは得意ですか?
私は日本にいた頃は、自分の意見を言うことは全くできていませんでした。
フランスに行ってからはカルチャーショックを受け、適応するためには変わらずを得ませんでした。今では、ヨーロッパ的にはまだまだですが、日本ではかなり自己主張するほうの部類でしょう。

うちの子は、ヘンに日本人らしく、あまり人前に出て行くのが得意なほうではありません。
家では大きな声を出して、おしゃべり大好きなのに、学校では目立たない。つまり、こちらで言うと、あまり「良い子」ではないのです。

キチンと言えていますか?で書いた通り、自分の意見がきっちり言えない子は、学校では評価されないのです。

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もちろん、子供の個性なので、無理に変えさせようとは思いませんが、ただ、それだけの理由で評価されないという事態は避けたいと思ってはいます。

そんな子供が発表をする機会がありました。そこで、内弁慶な子供にかけた言葉は次の通りでした。

・言葉がでてこなかったら、知ってる言葉で違う言い方をする。内容が伝わればOK。
・質問されてわからないことに「わからない。」と言うことは恥ずかしいことではない。
・質問の意味がわからなかったら、違う言い方をしてもらう。
・時間が来ても「ストップ」と言われなかったら、時間を過ぎて話しても大丈夫。
・質問に答える時は、単語で答えずに文章で!

これは、自分が日本流にしていて失敗した体験からのアドバイスで、自分へのアドバイスでもあることばかりです。自分の持ち時間を有効に使って、自己アピールを最大限にすることが目的なのですから。

そしてこれらのテクニックは、外国語を使うとき全般にも役立ちます。

日本流に、時間を気にしたり、「キチンとした答え」ができなくて、恥ずかしいと思うであろうことは予測できたので、そのあたりをゆる~くできればいいかな?と思ったのですが、子供にとっては「目からうろこ」だったようです。

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はたして結果は?

普段はクラスのお友達にもなかなか自分から話しかけられない子が、とても楽しんだようで、もっと話したかったようです。

親のほうが、ホッとしました。
案ずるより産むがやすし。

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久しぶりのフランスのホテルの朝食は、なんだか物足りない感がありました。別に、お腹いっぱい食べられないとかではないのですが、自分が朝食をしっかりとるようになっていたのを自覚していなかったのが原因でしょうか。

さて、今回はフランスの朝食について綴りたいと思います。


フランス人の朝食のイメージ
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みなさんはフランス人はどんな朝食をとっているイメージがありますか?
クロワッサンとカフェ・オ・レというのがよく言われるイメージですよね。
映画の影響なのでしょうか?それとも、世界中でそういうイメージが出来上がっているのでしょうか?

確かに、休みの日に、特別な朝ごはんとしては、そういうときもあるかもしれません。

でも、実際には、朝からパン屋さんにクロワッサンを買いに行く時間なんてある人はめったにいませんし、コーヒーにミルクを入れる人もあまりいません。少なくとも私が出会ったフランス人で、カフェ・オ・レを飲む人はいませんでした。

休日に家族の分の焼き立てのパンを買いに行くのは、ある意味贅沢なことです。だから、休日の朝、時間がいっぱいある時、家族での時間を大切にしたい時に、「ごちそう朝ごはん」としてまだ温かいバゲットやクロワッサンを食べることもあるのです。

実際の朝食は?
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フランス人は、基本的に甘い物しか食べません。バゲットなどのパンや、日持ちのする甘くないラスクのようなカリカリのパンに、バターとジャムやはちみつやチョコスプレッドを塗って食べるのが一般的です。パンを飲み物につけて食べるため、飲み物はカフェ・オ・レ用のボールに入れます。

コーヒーの代わりに紅茶やハーブティ、子供はココアを飲む場合が多いですし、忙しい朝は、パンの代わりに甘いシリアルに牛乳をかけて食べたりすることも多いですね。

それプラス、ジュースや果物、ヨーグルトがついたら「大きな」朝食と呼ばれることになりますが、お隣の国のドイツのようにハムやチーズを食べることはありません。
日本人にとっても、この甘い物だけの朝食は、ちょっと物足りない感じがするかもしれません。
ドイツと違って、夕食をしっかりとる習慣のあるフランス人は、朝はあまりお腹が空いていないために軽めの朝食なのかもしれません。

そう考えると、ホテルの朝食は、「とても大きな」朝食でした。
そんなに食べるから太るんですね。反省。


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10年ぶりぐらいで、パリに戻ってきました。
といっても、今回は観光でもなく、友人との久しぶりの再会でもなく、用事を済ませるだけで何も他にはできないのですが、それでも10年ぶりのパリはやはり感慨深いものがありました。

と言っても、みなさんの予測とは全く違う意味です。

空港から市内に向かう高速の大渋滞。その間をすり抜けるバイクの多さ。ちょっとでも隙間が空くと割り込んでくる車線変更の仕方。
そして、市内の渋滞、大渋滞。クラクション。信号が変わっても、全然進まない車列。

ホテルに着いてからも変わりません。案内された部屋は備品などの準備が整っておらず、フロントに電話をしても誰も出ず。

「フランスにようこそ!」

そうでした、そうでした。フランスってこんな国でした。パリってこんなカンジでした。
こんな国の一体どこがよかったんでしょう?ダメ男に引っかかった、バカな女というカンジですよね。

でもね、好きになるのに理由なんていらないんですよね。どんなにカオスでも、好きになっちゃたら、それも含めて好きになるんですよね。

もちろん、それがなかったらもっといいんでしょうけど、そういう国だから仕方ないですよね。フランスは私のために変わってくれるわけじゃないですし。

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でも、フランスに今戻ってきたら、果たして昔みたいに好きになれるんでしょうか?

実はちょっと、今回で、自信がなくなってしまいました。なぜなら、昔は私は一人だったけど、母となった今、昔みたいなウサギ小屋に住むわけにもいかないし、学校やお稽古の送り迎えに車も乗る必要がある。

もちろん、よく知っている国。よく知っている街。言葉も問題がない。食べ物もおいしい。日照時間も長いし、気候も温暖。

でも、同じ生活ができないとき、同じ環境が必ずしもいいとは限らないんだな、って。自分自身の反応に少しショックでした。

今、答えを出す必要はありません。それに、なるようにしかならないことをあれこれ悩むのは時間の無駄というもの。

逆に、こう考えよう。今、それがわかってよかった。

ちょっと、外の空気を吸いに行ってきます。

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みなさんは、朝食は和食派でしょうか?それとも洋食派ですか?
ヨーロッパでは国によって朝食のメニューは様々です。

今日はドイツ人の朝ごはんについて書いてみようと思います。

ドイツ人の定番朝ごはん
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日本では、朝食は和食でも洋食でも、おかずを食べますよね。ドイツではおかず、というよりもパンになんでも挟んだりしまうのがどうも一般的なようです。
豊富な種類のパンが選べるドイツでは、それぞれにお気に入りのパンがあって、さらにお気に入りの挟むものがあるようです。
一般的には、ハムやサラミなどの豚肉の加工品、またはチーズです。いずれも日本では想像もつかないほど色々な種類があって、一口で「サンドイッチ」と言えないほどバリエーションに富んだサンドイッチを作ることができます。


ドイツ人の驚きの朝ごはん
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さて、ここまでは想像の範囲内ですね。

ドイツでは、日本人が絶対に食べない物を食べます。
メットヴーストはなんと生の豚肉のペーストなのです!
え?!豚肉の生食はしちゃいけないって習いませんでしたっけ?でもドイツ人は食べるんです。この加熱してない豚肉ペーストを。
お味はというと、脂身が入っていないので意外とあっさりした口当たりで、他のワイルドな豚肉加工食品と比べると、繊細な味がします。とはいえ、豚肉なのでやはりモソモソとした感じではあります。比較する物がドイツの物と比べての話なので、日本の繊細な食事に慣れている方には、やはりかなり衝撃的かと思います。
しかも、なんでそれをまた朝から食べるのか?という疑問は残りますが、比較的あっさりしているから、というのが答えでしょうか。

他にもレバーヴーストというレバーのペーストもあります。こちらもパンに塗って食べるのですが、塊がない分、朝からレバーが平気な方には、ひょっとすると食べやすいかもしれません。

人によっては、ミュースリと呼ばれるミックスシリアルにヨーグルトや牛乳を混ぜて食べる場合も。

いずれにせよ、ドイツ人の朝食はバランスが取れていて、しっかりした物ばかり。
朝と夜が同じような内容の食事なだけに、前日からお腹が空いていて、しっかり食べる必要があるのかもしれませんね。
結果として一日の始まりにしっかり食べるのかもしれませんが、朝食をしっかり取ることはとても健康によいこと。見習いたいと思います。

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先週、子供が可愛らしいカードと共に帰宅しました。

同じクラスの子にお誕生会の招待を受けたと、ニコニコ顔。転校してから初めてのご招待に、親までなんだかウキウキします。

しかも、日曜日に自分の時間ができる!とそのせいだかなんだか、いそいそとプレゼントを買いに行ったりして、なんだか親子で浮足立ってしまっていました。

さて、当日の日曜日、シャワーを浴び、ファッションショーのようにあれこれコーディネートをしてようやく自分の納得のいく恰好をした子供を連れ、住所を頼りに少し遅れ気味で到着すると、プレゼントを手に持った子が数人歩道を歩いていました。「あれ?なんで反対方向に?よそのお宅もお誕生会かな?」と思って、ふと、前を見ると、同じクラスの子がパパに連れられてこちらへ歩いて来るではありませんか。しかもその子はちょっと、がっかりした様子。

「どうしたの?」と聞くと、「お祝いの本人が高熱がでてるから、お誕生会はないんだって。」「えっ?そうなんですか?」「うちも知らなくって・・・。これからどうしようかな~。」と困り顔のお父さん。

ちょっと立ち話をした後「よい日曜日を!」と言って、分かれたものの、子供も私もがっかり(私は子供とは別の理由ですけど・・・)。

子供に「プレゼントだけでも届ける?」と聞いてみたものの「やだ~。」と言うし、寝ているお子さんのいる家をみんなが順番に訪問するのもなんだかな~、と思ったので、結局インターフォンは鳴らしませんでした。

子供が急に熱を出すことは、あることだし、お誕生会がキャンセルになることだってあるかもしれないけど、来てみて初めてわかるって???一体?しかも、遠いんですよ、うちから。1時間ぐらいかかったんですけど・・・。それに私の自由時間は?

日本ではあり得ないな~、と思いながらとぼとぼと帰路につきました。疲れがどっと出たのは言うまでもありません。

ヨーロッパ20年目でも、未だにカルチャーショックの日々です。

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みなさんはどんなバカンスの過ごし方が好きですか?

バカンスの過ごし方は人それぞれ。

今日はバカンス先でも表れる国民性について綴りたいと思います。


ドイツ人のバカンスの過ごし方は?
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もちろん、ドイツ人といっても人それぞれなので、ドイツ人全員がそうなわけではありません。それでも多くのドイツ人はビーチに行ってもビールを飲みますし、夜もナイトライフを楽しみます。ハメをはずすことが多いのもドイツ人の特徴。なにやら大勢で楽しそうにしています。大騒ぎをするのがドイツ流のストレス解消法なのでしょうか?
また、観光地なら、なぜかかならず「サイクリング」が入ってます。「なんでこんなところに来てまで?」と思うようなベトナムの山奥やカンボジアでも、ドイツ人グループは朝早く起きてサイクリングです。

フランス人の人気のバカンスの過ごし方は?
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ドイツ人と比べて、フランス人はのんびり派。ビーチでも静かに読書したりするだけで、夜も意外なほど静かに過ごします。
グループ行動は苦手で、旅はもっぱら少人数。団体行動が苦手な人が多いので、ツアーの人気はイマイチです。
フランス人の旅の特徴は、下調べを熱心にすること。個人旅行が基本なせいもありますが、ガイドブックを買ったり、色々なサイトを比較したりして、「自分流」の旅の仕方をするのがフランス流。準備期間も楽しむのです。
そんなフランス人は、旅先でハメをはずすドイツ人と違って、どこへいってもあまり変わらず、いつも通りのペースを崩しません。また、同じ体験型でも、現地の人との交流にポイントを置くのが、ドイツ人とは違います。

国民性ってこんなに違うんだな、といつも感じますが、バカンスに出かけても全く正反対のドイツ人とフランス人。
みなさんはどちら派ですか?

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ヨーロッパでは、有給休暇はみんなきっちりと消化します。
有給休暇の取りにくい日本とは大違い。
ただ、違うのはそれだけではありません。

今日はヨーロッパの有給休暇事情について綴りたいと思います。

有給休暇についての考え方
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日本でも一般的な仕事についている場合、有給休暇がありますが、取得率は低いのが現状です。2017年度ではわずか半数にすぎません。
それに比べ、ヨーロッパでは、国によっては取得率は100パーセントです。
この違いはどこから来るのでしょうか?
ひとつには、EU全体としての取り組みが挙げられますが、それだけではありません。
もうひとつは、ヨーロッパの人の休暇に対する考え方です。
日本では、何かあった時のための予備日として取得するケースが多いのに対し、ヨーロッパではあくまでも休暇はバカンスのためであるのです。


休暇とライフスタイル

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クリスマス休暇が明け、冬休み、そしてすでにもうイースター休暇が目前です。
子供が休みである場合、学童保育などに預ける家庭もありますが、親が有給休暇を取って一緒に過ごすことも多いのも事実です。
いずれにせよ、個人主義のヨーロッパでは、個人の生活は個人が決定することが当たり前とされています。また、それを周りも承認することによって、個人主義の有給休暇取得は成り立っているのです。
また、同じ国でも地域ごとに休暇の日程が少しずつずれているため、休暇時の行楽地の混雑を緩和することができ、またそれも生活の質の向上に一役買っているのです。


年末年始の大渋滞。平気で数倍まで吊り上げるゴールデンウイーク中の宿。はたまたお盆の大渋滞。そして、やたらと多い月曜日の祝日。
ヨーロッパ流に慣れてしまった私が、日本の生活に戻るのはおそらく無理でしょう。
個人が自分の生活を決めることが普通でない国日本。それしか知らなかったときは、それが「普通」だったのですが、今となっては考えられません。
お金よりもっと大切な何かがある場所、それがヨーロッパなのです。

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子供のインフルエンザがうつり、親子共々寝込んでしまっていました。
ようやく活動再開致しました。

ブログ更新できずに、すみませんでした。

またがんばって更新していきますので、よろしくお願いします!

今日はヨーロッパで病気になったらどうするのか?について綴ります。


フランスで病気になったら
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フランスで病気になっても、当日すぐに診察してくれる場所を見つけるのはほぼ不可能です。何時間も待つのを覚悟できるなら、大学病院の急患受け入れ窓口ぐらいでしょうか?個人の診療所は、完全予約制で基本的に空きがなければ診てもらえないので、運よくキャンセルで空きがある以外はまず無理でしょう。数日後にようやく予約がとれるころには、風邪などは治ってしまっています。
フランスで病気になるには、元気でないといけないようです。


フランスの抗生物質の過剰処方
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もう10年以上前ですが、フランスでは「Les antibiothiques, c'est pas automatique. (レゾンティビオティック セパオトマティック)」というCMが流れていました。抗生物質は自動的ではないという意味ですが、あまりに簡単に抗生物質を処方することに対する注意喚起としての公共広告でした。安易に効かない病気にまで処方されていたため、フランスでは耐性菌がでてきて、かえって重症化する病気が増えてしまったためでした。
確かに、すぐに「じゃ、抗生物質出しておきましょう。」と簡単に言う医師にも会いました。今は少しマシになったようですが、薬漬けは避けたいものです。


スペインでは?
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スペインでは、風邪でもインフルエンザでも解熱剤のみの処方でした。喉が痛くて咳が出ると言ったら、咳止めシロップを処方してくれましたが、ちょと心配なぐらいシンプルでした。結局それすら胃を荒らしてしまったので、最後は何も薬は使いませんでした。

ドイツで病気になったら
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子供の小さかった頃、高熱をだして病院に連れて行ったのですが、どこでも買える解熱剤と喉の痛みを和らげるシロップを処方されて驚いたことがあります。スペインの例を見てもわかるよう、ヨーロッパでは一般的なのかもしれません。
フランスやスペインと違って、予約なしでいける時間帯のある診療所もありましたがいつもとても混んでいて、抵抗力の落ちている時に、他の病気の人たちがたくさんいる所に出かけて行くのはちょっと抵抗がありました。


そんな事情で、今では熱がでても、咳がでても、あまり病院に行ったり薬のお世話になったりはしません。
薬を飲んで、かえって他の調子が悪くなるのを避けるためにも、自然の治癒力でなんとかなるものはなんとかなると思い、できるだけ薬を飲まないのです。
もちろん、重症化した場合は病院へ行きますが、インフルエンザだと何もしてもらえないのはわかっているので、今回は家でおとなしくしていました。
というか、実は私も動けなかったからなんですけどね・・・。

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お休みでランクが落ちてしまいました・・・。
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自分で台所の設置工事をできないとなれば、業者に頼むしかありません。でも、それがとんでもないトラブルになるとは全く予想していませんでした。
今日はドイツでの台所工事に関する苦い経験を、皆さんにご紹介しようと思います。


台所がついていないと・・・
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ドイツの最初の家は、システムキッチンを買い取ってくれる人、という条件で入居者を探していたところに入居できたので、そういった心配は不要でした。2件目は、新築のマンションで、台所が空っぽだったので、自分で設置する必要がありました。

お店を何軒か回ったのですが、どこも最低4カ月はかかるという返事。驚いて、片っ端からネットで調べては連絡を取ってみましたが、あいにく時期は6月。夏休み目前です。そのため、どこも夏季休暇で工場が7~8月は閉まってしまうため、最短の納期は10月と言われ、目の前が真っ暗になりました。

ようやくネット販売専門店で見つけたシステムキッチンの納期は9月。他と比べれば超が着くほど速い納期です。早速そのシステムキッチンを注文しました。

一難去って・・・
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工事の前日、施工会社の人が寸法を測りに来ました。計測後「残念ですが、お宅にはご注文の台所は設置できません。すぐ発注先に連絡してキャンセルしてください。」と言われ、意味が分からないでいると、「壁の傾斜があって、きっちり台所がはまらないから。」とのこと。
どうも壁が真っすぐではなかったようで、結果として、サイズオーバーしてしまうとのこと。しかも、上下水道の配管が適切ではないとかで、工事ができないらしい・・・。

結局、振出しに戻ってしまいました。

次のお店は、そういったトラブルを避けるため、店舗のあるところで、詳細を決める前にあらかじめ計測に来てもらいました。流しや水道の蛇口、カスタマイズ構成をしたフロント部分や壁面の素材も選び、細かい電化製品も全て選び終わり、いよいよ契約書にサインかと思われたとき、なんと最初に提示された金額の実は倍以上かかると言われたのです!
理由は、見積もり時よりいい素材を選んだからとかなんとか言われたけど、そんなの詐欺!と思ったので、すぐ断り、またまたゼロからのスタートに・・・(涙)。

結局仕方なく別のお店で、サイズが合うもので唯一在庫があると言われたカスタイマイズのできない物を買い、なんとか使える台所が設置され、ようやく住むことができたのは11月でした。5か月間無駄に家賃を払った私は、本当にバカでした。

みなさんも、ドイツで家探しをする際はくれぐれもご注意ください。
できれば台所付きのおうちを見つけられたほうが、私のように苦労しなくてすみますよ。

ちょっとほろ苦いお話
すぐに手に入るキッチンを探していたころ、中古のものも検討していた時期がありました。ある日ふと、ある個人広告が目に留まりました。
「一年半しか使っていない素敵な台所です。彼と別れることになったので不要になりました。二人共引越し先は狭くて持って行けません。大好きな台所なので、可愛がってくれる人に引き取ってもらえたらと思います。」
残念ながらそのキッチンは、形状が合わず私が買い取ることはできませんでしたが、誰か素敵な人に引き取ってもらえてるといいな・・・と思います。

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台所というのはとっても重要な場所。暮らしの中では欠かせないものです。
でも、もし引っ越した先にキッチンがなかったら?
今日は、日本ではありえないそんなことが当たり前の国、ドイツの台所事情を綴りたいと思います。

ドイツのキッチン事情
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日本でも、もちろんこだわりを持って台所をご自身で選ぶことはあるかもしれません。ただし普通は、家を建てる時や、マンションを改築した時などですよね。
ドイツでは、台所は引越す人が準備します。家具のような感覚なのでしょうか。引っ越す先には上下水道の配管と電気の配線用のプラグがあるだけ。もちろんそのままでは、入居後すぐには生活することは不可能です。
そこで、キッチンを買う必要があるのですが、ドイツでは出来上がったものを買う人はまずいません。オーダーメイドで台所の形状や広さに合わせてカスタイマイズするのです。当然納期はかかります。
それでも、ドイツ人達は「自分だけのための台所」を作るために時間をかけ、住んでからも毎日磨くのです。

ドイツ人は台所を使わない?!
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ドイツ人の台所は、だいたいの場合、生活感がありません。ピカピカに磨かれた台所は、モデルハウスかと見まがうほどですが、どうしてそんなにきれいにしていられるのでしょうか?
ひとつには「ヨーロッパの人と水第1部」の中で書いたように、石灰分が多い水質なために使うたびに拭かないと手入れが大変ということもあるでしょう。

ただ、もう一つは、日本人と比べると明らかに使用頻度が低いということでしょう。それは「ドイツ人と食べ物」の回にも書いたように、朝と晩に、にカルテス・エッセンと呼ばれる冷たい食事をとるため、火を使う料理を作る回数の少なさが影響しているのでしょう。調理をするのは週末などに限られるため、あまり汚れない、ということです。

調理をしないため、調理器具も少なく、汚れない。なんだか納得がいきますね。

ある日本人は「ドイツ人は自分のキッチンが好きすぎて、汚れたら困るから使わないのよ。」と言っていましたが、本当にそうなのかもしれません。


ドイツ人でも台所はあったほうがうれしい?
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ちょっと気になったので、何人かのドイツ人に質問してみましたが、ないことが「普通」なのでなんとも思わないという回答が多かったです。
中には、あると困るという回答も。なぜなら、引っ越した先に台所があると、自分の台所を倉庫などで保管しておかねばならないからです。
また、「なんで気に入らない台所を使わないといけないの?私は自分の台所以外は使いたくない!」と言う意見も。

なるほどな~、と妙に感心してしまいました。

どうやらドイツの台所事情に困るのは、外国人だけのようです。

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