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ヨーロッパでは、ほとんどの国で、9月から新学期が始まります。
今日は、そんな中で8月下旬から新学期の始まるドイツでのちょっと変わった小学校の入学式について綴ります。

ヨーロッパでは入学式がない?
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ヨーロッパ、といっても学校や地域にもよるのかもしれませんが、基本的に日本のような「入学式」はありません。夏休みが明けて新学期になると同時に、ヨーロッパでは校長先生のちょっとしたお話と、オリエンテーションがあれば、もう立派に「始業式」「入学式」なので、日本のような厳かなセレモニーはありません。
日本から来て、知らずに親子で正装でお洒落をしていった方は、気恥ずかしい思いをするようです。
特に指示されていない限り、普通の格好で、みんな気取らないスタイルです。
これは、始業式や終業式も同じで、卒業式などというのも、ずいぶんあっさりしたものです。
日本人の私としては、なんだか物足りないのですが、子供達はそれが当たり前なので、別になんとも思わないようです。

ドイツの卒園式
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さて、ドイツの小学校の入学式の話をする前には、卒園式を語らねばなりません。というのも、卒園前に、ドイツでは直訳すると「学校袋」となる「Schultüteシュールチュートゥ)」と呼ばれる、円錐型の厚紙で作られた入れ物を用意するのです。
大きさはかなり大きく、自分の背丈の半分ほどの作品を持って歩く子供たちは、ちょっと大きな卒園証書でも持っているような雰囲気です。
私の知る限りでは、保育園や幼稚園で自分たちで作って、色を塗ったり、切り紙で立体的に人物などを張り付けたりしてデコレーションをし、思い思いのシュールチュートゥを作ります。幼稚園や保育園によっては、親と一緒に作ります。
私は、卒園時になにかプレゼントが渡されるのかな?と思っていたのですが、卒園式の日は、まだそれを使うわけではありません。

ドイツの入学式
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さて、小学校の入学式の日には、親があらかじめ中に学校で必要な筆記用具などの文房具やお菓子などを入れたものを準備して、持って行きます。日本で言う幼稚園から「授業」があるフランスと違い、ドイツの学校では、この小学校の入学が初めての「学校」生活の始まりなので、特別な意味があるようです。
フランスとは違ってちょっとおしゃれをしている人もいるのが驚きでしたが、我が子は現地校ではないため、色々な国の出身の子たちが来ているので、一般的なドイツの学校とは違うのかもしれません。

うちの子の学校では、子供達が校歌を歌い、新入学生が一人ずつ拍手で迎えられると、緊張した面持ちで、通い慣れた幼稚舎から学校の棟へと進みます。
続く始業式を後に、新1年生は教室へと向かうゆるさには驚きますが、シュールチュートゥを持った子供たちを見て小学校へと入っていく子供たちを見て、肩の荷が下りた親たちの顔にも安ど感が漂います。

いずれにせよ、シンプルな入学式で、子供達は学校の雰囲気に圧倒されるのもつかの間、すぐに学校での日々が始まるのです。

夏休み明けでみんな真っ黒に日焼けした子供たちは、これからやってくる暗くて長い冬に向けて、新しい環境で逞しく成長していきます。

親にとっても、新学期。今年度も、がんばらなくっちゃ。

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