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こんにちは、mimiです。

クリスマスも終わり、2018年も残すところあとわずかとなりました。

みなさん、年越しの準備はもうできていますか。

私は・・・まだです。


日曜日にお店が閉まってしまうヨーロッパでは、明日が最後の買い出しのチャンスというところも。


この時期、クリスマスの前から年明けまでクリスマスの長期休暇となる人も多く、お店も閉まってしまったりするのが、日本とちがうところです。

日本も寒波到来ということですが、ヨーロッパも寒い日が続きます。

急に冷え込んで、周りは風邪をひいている人も。みなさんも、風邪にはくれぐれも気を付けてくださいね。


今日は、風邪をひいた時にも役立つ、蜂蜜について書いてみようと思います。



幼い日の思い出
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私が子供のころ、蜂蜜と言えば、祖父が趣味で作っていた自家製蜂蜜がスタンダードでした。

アカシア蜂蜜の繊細な色と味、コクのある味と琥珀色のレンゲ蜂蜜、夏ミカン蜂蜜の爽やかさ。

季節と咲く花によって蜜の色も香りも味もちがう、集めてくれた蜂の宝物を分けてもらうような気持ちでした。


祖父が亡くなり、初めて買った蜂蜜を食べた時の衝撃は、今でも忘れません。

色も味も香りもなく、水飴の味・・・。


それ以降、あまり蜂蜜を買うことはなくなりました。

ヨーロッパに来るまでは。



フランスでの出会い
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フランスで暮らし始めたある日、買い物に行き、何気なく手に取った蜂蜜。

ごく普通のスーパーにある、手ごろな値段の物でした。

でも、買って帰り、食べた瞬間に、プルーストの「失われた時を求めて」の中のマドレーヌのように、幼い日の思い出が駆け巡ったのです。


それから、次々と色々な種類を試したのは言うまでもありません。

それ以来、旅行に出かけるたびに、おいしそうな蜂蜜がないか探すのが楽しみになりました。

今住んでいる国も、フランスとはまた違って、松の蜂蜜など寒い国ならではのものがありますし、ギリシャならタイムの蜂蜜もおすすめです。

岩場の海風の強い過酷な乾燥地帯でも、地面に張り付くようにけなげに咲いている野生のタイムの花から採れた蜂蜜は、すっきりしているのに濃厚な味わいで、水気がない大地で育った植物の花らしく、香りが凝縮されています。


はちみつの使い方

みなさんははちみつというと、どんな風に使いますか?

飲み物に入れたり、ヨーグルトなどのデザートにかけたり、というところでしょうか。


ヨーロッパでももちろん飲み物に入れたり、デザートに使いますが、フランスでは主に朝食に、パンに塗って食べます。

そのほかにもお菓子やお料理に使ったり。


私も、今年のクリスマスの七面鳥のグリルのソースと、前菜のドレッシングに隠し味として使いました。

疲れた時は、ハーブティーに入れて。

整腸作用もあるので、体調を整えるのには理想的です。

風邪をひいた時の蜂蜜入りレモンドリンクは、日本でもおなじみですね。

それ以外にも、私が小さい時は、口内炎や喉が痛い時に塗ったり、唇が荒れた時に塗ったりしていましたが、フランスでも同じように魔法の薬として使うようです。


タイムやラヴェンダーの蜂蜜は、軽い火傷の時に塗ると効くとか。

また、糖尿病の患者さんに、病院で砂糖の代替品として使うようにという指示がでることもあるようです。

そのほかにも、フランス女性は蜂蜜とヨーグルトを混ぜてパックをするようです。

なんだかおいしそうで、顔に塗るのがもったいないような気もしますが・・・。

昔からある、おばあちゃんの知恵、という感じですね。


いいことづくめの蜂蜜ですが、くれぐれも乳幼児には蜂蜜をあげないでくださいね。

今年も事故がありましたよね。気を付けましょう。


パリのミツバチ
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フランスに住んでいる方ならご存知だとは思いますが、この数年、フランスの養蜂家は大変な事続きでした。

とある有名なチョコレート菓子を作っている工場の近くのミツバチたちが、チョコのコーティングの砂糖入りの青い蜜を作ってしまい、売り物にならなくなってしまったり、中国からのスズメバチに壊滅状態にされてしまったり、(これはフランスにかぎりませんが)原因不明の病気でミツバチが全滅してしまったり。

自然と生き物が相手のお仕事ですから、どうすることもできないこともあるのですが、やりきれない気持ちでいっぱいです。

私の住んでいる国でも、一時お店から蜂蜜が姿を消した時期もありました。


年々、田舎で蜂たちが暮らしにくくなる中、パリではあちこちに巣箱を設置し、ミツバチたちは新たな住処を見つけました。


パリの中心部の街中の暮らしは、蜂にとってあまり居心地がよくないのでは?と思うかもしれません。

でも、農薬散布が頻繁にある農村部と違い、農薬が使われていない花壇の花などが豊富にあるので、実は快適なようです。


日頃からオーガニック食品を好み、健康に気を使っている私の友人も、パリ市の主催する養蜂研修を受け、同じく受講生の地域の人たちと一緒に養蜂を楽しんでいました。

日本でもそういう研修があったら、参加者は多いのではないでしょうか。



私は養蜂家でもありませんし、専門家でもありませんが、小さい時から蜂蜜は万能薬として、身近な食べ物として使ってきました。

日本でも一時ローヤルゼリーが流行った時期もありましたが、蜂蜜は影が薄いな、という感じがします。


私が紹介した以上に、蜂蜜にはもっと色々な使い方があります。

自然食、健康食として、薬を使う前に蜂蜜を使ったり、サプリの代わりに蜂蜜を使ってみたりしてはいかがですか。

もし、「こんな使い方もあるよ!」というご意見があれば、是非教えてくださいね。


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